不倫夫は〔夫〕の前に〔犯人〕と気が付けば愛され妻なんてあり得ない

愛され妻なんてありえない

公開日 2018年7月14日 最終更新日 2021年5月5日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者については
人生の中でも一番かもしれない悩みに陥っているような心境です

 

今までの苦しみや悩みと比較しても、なぜこうも強く自分の心を揺り動かされて
しまうのか

 

夫の不倫の悩みは味方が敵になった悩み

 

 

それは夫の不倫が

 

‘味方が敵になった悩み‘

 

だからです

 

言い方を換えると、夫の裏切りが悩みの元だからです

 

それまでは敵になるなんて全然想像すらしていない夫が、突然

 

  • 『お前とはもう無理だから、早く別れてほしい』
  • 『前からもう終わっている、お前には関心も愛情もない』
  • 『どうして俺と一緒にいるんだ、お前も嫌だろう』
  • 『こんな事を続けていても時間の無駄だ、俺には耐えられない』
  • 『この結婚は失敗だった、何で結婚なんてしたんだろう』

 

というような、みもふたもない言葉に

 

  • 『夫婦や私を否定されている』
  • 『結婚した事が間違いというのはどういう事』
  • 『私の何がいけないの、どうすればいいの』

 

という夫の否定を受けて混乱する自分しかいません

 

ネットサーフィンで夫を変える情報ばかり探している現実

 

 

もちろん、そんな事を急に言われたら誰だって苦しみを感じないはずがない

 

ましてや他人に相談できる状況ではありませんから、不安をネットサーフィンで
紛らわすしかないのです

 

その中で目にするのは

 

‘夫を変える情報‘

 

という視点です

 

しかし、そこに書いてあるのは自分を下げ媚びへつらう事を勧める不倫応援団の

 

  • ‘愛され妻‘
  • ‘良妻賢母‘

 

などという、自分の生き方とは真逆の事です

 

ブス女への忠誠心一杯の不倫夫に甘くて緩い愛され妻を出して状況が変わるはずがない

 

 

そこに目が行ってしまうのは、夫をどうにかしたいという思いが強いからです

 

しかし、不倫している夫に甘くて緩くて弱い妻を出してもいいはずがない

 

夫がおかしくなっているのは、

 

‘ブス女への忠誠心‘

 

です

 

そのブス女はあの手この手を使って、夫が自分を大事にするように仕向けている

 

また夫はラリッてこの程度の低いブス女に、どうしようもないほど律儀な子分に
なっているのです

 

犯人を更生させるには罪を科すのが世の中

 

 

つまりまともな思考ではない夫に、それをなだめすかすような事をやらせようと
する不倫の背中を押すカウンセラーのブログやマニュアルに目が行くのは、

 

‘夫を変えたい‘

 

という、ポイントがズレている自分なのです

 

 

悪い事をする犯人を更生させるのは、時間をかけて罪を科すのが世の中です

夫は夫ではなく犯人という見方を持つ

 

 

それを妻である自分が夫に対してしなければいけないのです

 

つまり、自分の中で夫は

 


‘夫ではなく犯人‘

 

という思考がいるのです

 

夫は戸籍が保証しているのですから、それで十分です

 

しかし、犯人という見立ては自分が自分の思考を変えなければ出てこないのです

 

自分を変える視点を持てば、バカな愛され妻とか良妻賢母と言った不倫応援団
カウンセラーのブログに頭が行くなんてあり得ないのです

 

 

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。