公開日 2018年7月23日 最終更新日 2021年3月13日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者に対しての
夫の態度は本当に変貌ぶりが激しいというケースが殆どです
『うるさい、俺にかまうなもう放っておいてくれ』
『お前には関心はない、お前とは終わっている』
『何をしても無駄だから、俺とお前には愛情はない』
『どんなことを言っても俺は変わらない』
『こんな俺と一緒にいても嫌だろう、早く別れてくれ』
という夫の言葉には、かつて結婚した時に
『俺と一緒になってくれ』
『結婚してくれなければ死んでやる』
『俺はお前を幸せにするから、頼む結婚してくれ』
『俺たちは一緒になるしかない、結婚しよう』
『絶対に結婚する、俺は決めている』
という言葉を出した人間と同一人物とはとても思えないわけです
その変貌ぶりに相談者である妻も、
『何でこの人はこんな事を言ってしまうのか』
『あの優しかった夫はどこに行ったのか』
『私の知っている夫じゃない、どうしてこんな事になっているのか』
という思いです
そこから考えうることは、
‘自分の態度が悪かった‘
という思いです
夫の変化は自分が優しくなかったとか、関心が薄れていた事に原因があるという
思考になります
そのうちその夫は不倫をしている事を知るとなおさらその思いが出ます
では、その思考はどこから来るのか
それは
‘自分の人格を消している‘
という事です
つまり、夫の言う事や考えている事が絶対で自分はそれに従うというクセがついて
います
そこに不倫という悪事があっても、それを引き起こしたのは優しくない自分という
`いびつな理論`
を編み出しているのです
それではいじめられっ子がいじめられるのは、いじめっ子の機嫌を損ねたからという
理屈です
そんなバカな話はないのです
自分がの中にある生まれ育って培った倫理観や正義感、道徳観が夫の不倫には隠れて
しまっているのです
それでは親御さんも泣いてしまうのです
自分の人生は結婚してから始まっているわけではないのです
人生は親御さんの元で始まっている
夫とはその何十年後に知り合って結婚しているわけですから、自分の人格はとっくの
昔にできている状態で一緒になっているのです
そういう現実の中でも、夫に合わせているというのは結婚を勘違いしているのです
自分の人生が安泰になるためだけに結婚しているわけではないのです
夫というアカの他人と一緒に暮らしている中で、お互いに高める関係です
そこにいつからしか慢心やおごりが出て、舐められているのです
その夫を見て、私が悪いではなく
『緩んだ私もダメだけど、人に迷惑をかけているあなたはもっとダメ』
という態度があるべき姿なのです
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