公開日 2018年8月9日 最終更新日 2024年3月4日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者の中には離婚を
する事は全然かまわないという方もいます
それはそれで正直そう考えているのであれば、誰かに文句を言われる事ではないわけ
ですが、その離婚を正確に捉えて言っているのかと言えば正直疑問です
それはどういう事かと言えば、相談者のいう離婚は
‘夫と自分の精神的な別離‘
という意識から来ます
もちろん離婚するのは夫と自分ですから、間違いではありません
しかし、実際離婚というのは精神的な事だけではなく、物理的な事の方が大きな問題
です
例えば、子供さんがいる方は子供の姓、親権、養育費、面接交渉権、学校の転校等が
出てきます
また、財産分与、住む場所、行政の手当ての確認や仕事探しなども櫃うような場合が
あるわけです
離婚をしてもいいという相談者の多くは、自分の親が
『いつでも帰ってくればいい』
『とっととそんな男は捨てて帰ってこい』
と、とりあえず住む場所はどうにかなっているという状況で言っているケースが多い
わけです
しかし、先述のように離婚というのは多くの物理的な事が手続きを取った後にすぐに
起こって来るわけです
それを想定しないまま離婚をする人はいません
『もし離婚したら何をどうすればいいのかわからない』
のに離婚する人はいない
ただ両親を頼って離婚するのはあまりにも情けないわけです
そう考えると離婚というのは、様々な条件をどうするかを先に考えている事が大事で
夫に対する気持ちを先に考えて離婚しても、困るのは自分です
私の相談者にもそのお話はよくする場面があります
『離婚は離婚をしたい時にするのですよ』
離婚をしたい時というのは、離婚が目的ではなく手段になっている時を指します
例えば、相談者に好きになった人がいるとか、仕事でもっと頑張りたいという時には
‘夫が邪魔になる‘
わけです
それは離婚を手段としてその先にあるものを手に入れたいのです
そういう離婚はまさしく一刻も早くしたくなるわけです
そこには離婚の悲壮感もないですし、周りに聞く事もないのです
そういう状態になれば、様々な物理的な条件も多くの項目がクリアされているとか
何とかなるという自信があるのです
そういう離婚ならばいくらでもしてもいいのです
私の相談者の95% は離婚はしませんが、残りの5%は離婚しているわけです
その5%の方は人生の希望を手に入れるために、離婚を手段にしているから笑顔で
離婚しているのです
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