公開日 2018年8月18日 最終更新日 2021年2月16日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、様々な事が起こるのが
人生ですが、夫の不倫は自分の事以上に悩みを及ぼす事象です
自分の事で悩むのは今まで数知れずでも、人の事でこれほど悩むのは初めてと言って
も過言ではないのです
なぜなら
‘自分の夫の悩み‘
という事が全てだからです
つまり相談者である妻にとっては、夫は他人ではないのです
確かに夫とは戸籍を一つにしているから他人ではありません
しかし、その中で夫は自分を苦しめる加害者になっているわけです
その自分を苦しめる人間が、他人ではない自分の夫だから苦しいのです
それは夫が机の上では握手しながら足で踏んづけているようなもので、妻にとっては
『何で私を苦しめるの、私はあなたの奥さんでしょ』
という心の叫びが出てくるのです
夫はと言えば、その妻の気持ちなんて何も考えていません
それどころか
『今まで俺の気持ちをわかっていなかっただろう』
『俺とお前はもう終わっているから』
『何で俺と一緒にいるんだ、もう別れてくれ』
という言葉で妻に打撃を与え続けるのです
それは裏を返せば妻が怖いのです
夫とブス女にとっては、妻がその関係に気付いて怒りをぶつけられるのが一番怖い
のです
それをさせないためには、妻が自責の念に駆られてくれる事が一番都合がいい
なぜなら、妻が弱るのはそもそもの人としてのどうのこうのよりも
‘妻としての役割‘
が果たせていない事で自分を責めるのです
夫の不倫を客観的に見れば妻に非があるなんてあり得ないのです
相談者も他人の夫婦で起こった不倫には
『何で奥さんが弱ってしまうの』
という疑問が出る
しかし、いざ自分の夫婦の事ととなると
『私が至らなかったから不倫された』
と、真逆の事を考えるのです
そんなバカな事はないわけで、そこに気付くのは妻としてだけ夫の不倫を考えて
いるからです
夫は他人ではありませんが、決して血族でもないのです
これだけ苦しむのは、夫を勝手に自分の血族のような存在にしているからです
夫の不倫を血族である義両親は、犯罪者でもかわいいという思いで守ります
しかし、夫と血族でもなんでもない妻が犯罪者を守ってはいけないのです
世の中の一人として夫にNGを突き付けるのです
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