公開日 2018年8月19日 最終更新日 2021年2月16日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、多くの相談者からすると
夫との夫婦はどうしても壊したくないという心境になります
そうなると、その壊れてしまう要素である不倫を何とかやめてほしいと考える
『私が悪いのであれば直すからお願い、戻ってきて』
『何でもするから不倫をやめてほしい』
『あなたをわかってあげていなかった、私はダメな奥さん』
という思いを夫に伝える姿勢になるわけです
しかし、それで夫が不倫をやめるかと言えばノーです
なぜなら、夫はそもそも自分で不倫をやめるなんてできないのです
例えるなら、クスリの中毒患者と一緒です
クスリに手を出した人間が、そうそう一人でその世界から抜ける事は出来ない
仮に逮捕されても執行猶予の間に、あた手を染めてしまうというケースは誰もわかって
いる事です
つまり頭の中でクスリの快楽を覚えているので、一人になれば売人に接触してしまう
のです
誰かが患者を24時間監視できるわけではありませんので、密売人とコッソリ接触して
再犯の可能性が高まるのです
そうならないようにするには、その密売人のルートを潰す事が大事です
不倫で言えばブス女を叩く事です
正直今まで普通に暮らしてきた相談者が、ブス女を叩くと言ってすぐできる事ではない
しかし、そこに手を染めたバカな夫と一生不倫に苦しんで人生を過ごす事を選ぶ人は
いないわけで、やった事がないとか人と争うのは苦手なんて言っている場合ではない
また、ブス女を叩くという事は決して争い事ではなく世直しのようなものです
犯罪容疑者を追い詰める刑事と同じです
そういう意識がなければ、自分一人で戦うなんてできません
世の中のためひとのためと、心に正義感や道徳観がなければパワーもエネルギーも出ない
のは当然です
その中で相談者の気持ちを上げるのは、まさしく常識を数多くお話しする事です
相談者は常識がなくなっているわけではない
夫に過剰に判断や決断を預けてしまっているのです
その自分の意思を出せない状況を脱却してもらうのです
夫婦を壊したくないからこそ、この不倫という犯罪を許さないという常識を持つ事が
カウンセリングで一番わかってもらうべき事なのです
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