元々形のない夫婦に修復という言葉を使う強迫観念からの脱却

強迫観念からの脱却

公開日 2018年8月31日 最終更新日 2021年2月24日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者にとってみると
突然起こった夫の不倫に、何をどうしたいと聞かれて当てはまる言葉なんて出てくる
事はありません

とにかく元に戻したいという事だけが頭にあります
その気持ちでネットサーフィンをしていると、必ずと言っていいほど

`修復`

という2文字に行き当たるのです

『壊れてしまった夫婦を修復したいあなたへ』
『夫の不倫にこの方法で夫婦は修復できる』
『修復したいあなたへ、これを読めばきっと実現する』

というようなキャッチコピーで始まる文書に頭が行くのです

しかし、その修復という言葉には大きな落とし穴があります
その落とし穴というのは、修復という人工的かつ物理的なイメージを夫婦という
感情に用いているという事です

私も便宜上は修復という言葉に使います

しかし、その何かモノが壊れた時の修復のように夫婦という無形のものに無理に
当てはめているのです
その大元は私は司法関係者にあると考えています

訴訟や陳述にはどうしても離婚という文言が出てきます
しかしその対義語でいい言葉がなく、なんとなくモノが元に戻るような感覚で
修復という言葉が出てきている

私の相談者の内容証明や陳述書には

『被告の非常識な行動によって原告夫婦はもはや修復不可能な状態に陥ったのは
明白である』

というように、離婚の対義語として使っているのをよく見ます

しかし、夫婦は夫と自分の人間関係です
簡単に言えば人生の中で仲直りやケンカを繰り返しているわけです
確かに夫の不倫はケンカの域を超えているわけです

いやケンカとは異質の問題ですが、それも夫と自分の関係をどうするかであって
決してモノを直すというような感覚ではない
そこに無理くり修復という言葉で離婚の対義語として用いているのです

そもそも夫婦はモノではないので、修復もくそもないのです
そこに

『夫婦を何とか修復したい』

という固定観念を持ってしまっている、いや持たされているのです
夫婦に修復という概念は捨て、いくらでも形を変えるから元の形なんて存在しない
元の形がないから修復なんてあり得ないのです
そこに気付いてもらう事が大事なのです

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。