【人として大事なもの】を〔美化した夫婦関係〕で捨てている自分に気付く

不倫に毅然とする

公開日 2018年9月5日 最終更新日 2021年10月23日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、人生に多くのトラブルが
起こるのは致し方ない事ですが、できる限り避けたいというのは誰しも思う事です

 

しかし、世の中には自分自身が起こすトラブルでさえ細心の注意を払っていても起こる
わけですから、夫が起こしたトラブルを防げるはずがないわけです

 

夫の不倫はもらい事故で自分が起こした事ではない

 

 

いわば

 

`もらい事故`

 

のようなものです

 

そう考えると夫の不倫を必要以上に悩んでも意味がないわけです

 

大事な事はそのもらい方を最小限にして、自分の人生に無駄な時間を費やさないという
思考です

 

ただここで勘違いしてはいけないのは

 

『じゃあもう、夫の不倫は放っておいて自分の好きな事をしよう』

 

というような考え方をしてはいけないという事です

 

人として大事なものを夫婦を美化する事で棄てている

 

 

夫の不倫は自分がしでかした事ではないわけですから、必要以上に悩んではいけない
同時に、許されない事という自分の倫理観や道徳観を封印してはいけないのです

 

そこを何か勘違いして相殺している相談者が多いのです

 

『夫の不倫を詰めると逆ギレされてまさに逆効果なのでは』

 

という考えは、まさしく

 

‘人として生きていく大事なもの‘

 

 

‘夫婦という自分が美化した関係‘

 

 

で棄てているようなものです

 

不倫夫が最優先のいびつな夫婦が増えると日本はどうなるのかという思い

 

 

そこに気付いていないまま時間だけが経過すると、待っているのは

 

`妄想の世界で生きる自分`

 

でしかないのです

 

夫の言っている事だけが自分の最優先の事象で、そこをクリアしなければ自分の考えは
出してはいけない、いや出せないという本当にいびつな世界です

 

そういう状態の相談者を毎日見ているわけで、このままこういう夫婦が増えると本当
日本はどうなってしまうのかという心境になるのです

 

世の中で一番大事なのは夫ではなく、未来を背負う子供

 

 

今の時代は政府や行政は躍起になって女性活躍をうたっているのですが、それよりも
まずまともな感覚が夫婦の中で失われている事に目を向けるべきなのです

 

なぜなら、その親がおかしいのを見ているのは将来に無限の可能性を秘めている子供です

 

それをカウンセラーとして一番わかってもらう事を使命にアドバイスを送るのです

 

『世の中で一番大事なのは夫ではなく、未来を背負う子供なのです』

 

という言葉に相談者誰もがハッと気付いた表情になるのです

 

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。