夫を〔世界一強い男〕と勘違いしていた自分が〔最大の敵〕と知る

夫世界一の勘違いに気付く

公開日 2018年9月10日 最終更新日 2021年5月3日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者にとっての夫は
いろいろな意味で自分よりも強く映っています

 

  • 『夫は何を言っても一度決めたらもうテコでも動かないほど頑固です』
  • 『夫ほど意固地な人はいません、何を言っても自分一番です』
  • 『夫は誰の話しも聞く耳を持ちません、思い通りに行かないと機嫌悪くなります』

 

というような表現で夫の強さを感じています

 

相談者は自分の夫の事しかわからないから強く見える

 

 

しかし、そういう言葉で夫の事を言う相談者は一人や二人ではありません

 

多くの相談者が、かなりの確率で夫の事をそういう言葉で表現します

 

それを考えると相談者の夫はそれほど特別に強いわけでも何でもない存在です

 

ただ相談者が他の夫の事を知らないだけです

 

他の相談者の夫の話を聞くと夫の実態がよくわかる

 

 

他の相談者の夫の話しを聞くと

 

  • 『うちの夫と同なんだ』
  • 『うちの夫だけかと思っていましたけど、他の夫も変わらないんですね』
  • 『びっくりしました、こんなにもどの夫も強気なんだと思いました』

 

というように、自分の夫だけが強いという特別感があっという間に吹き飛びます

 

それは自分がいかに夫しか見ていないという表れでもありますし、逆に言えば他の

 

夫の実態を知れば

 

『こんなのを強いと思っていた自分が恥ずかしい』

 

という思いが出てきます

 

世界一強い夫という妄想に気付くのがカウンセリング

 

 

それほど多くの相談者の実態を知る事は、自分の客観性をもたらわけです

 

その経験がなければばいつまでも井の中の蛙の自分にとって

 

`世界一強い夫`

 

を思い込んだままです

 

それが一度世の中の実態を知れば、夫の立ち位置がよくわかります

 

それは取りも直さず、自分が夫の内輪で生きていた事を実感するのです

 

『私はこんなに世の中から外れて生きていたのか』

 

と、愕然と思う事が大事なのです

 

自分に客観性を持つのは正直一人では難しい事です

 

神様仏様ご主人様の自分をやめて自分のルールを作る

 

 

しかし、夫の比較を持つだけで自分の人生に大きな指標ができるのです

 

それまで寝ても覚めても夫が人生の基準だったのが、いろいろな人の話しが自分の
指標に変わるのです

 

夫の不倫が出た時こそ、今までの延長で何だかんだ言って

 

`神様、仏様、ご主人様`

 

になっていた自分から

 

『夫だけを見ていてはいけない、夫だけを信じていてはいけない』

 

という自分のルールをしっかりと作る転機にするのです

 

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ABOUTこの記事をかいた人

【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。