夫婦は〇×や合格不合格の関係ではなくいかに納得があるかだけ

〇×ではなく自分の納得

公開日 2018年9月10日 最終更新日 2024年3月4日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、世の中には様々な夫婦が
いますが、その夫婦に問題がない夫婦はいません

 


仮に問題がないと思っている夫婦は気が付かないか、もしくは問題を問題にしていない

のです

 

例えば

 

『夫には逆らえない、私は言う事を聞いていればいい』

 

 

と思い込んでいる場合は、実際には問題があっても夫への絶対服従が幸せと思って
いるわけです

 

また

 

『夫の借金なんて慣れっこ、長い人生いくらでも出てくる、私が返済するからいい』

 

と問題を問題にしていない人もいます

 

ただ同じ問題がないと言っても、両者には大きな違いがあるのです

 

前者の場合はそれこそ水面下で問題が大きくなっていってもわからないわけです

 

後者は

 

`覚悟を持っている`

 

強さの中で想定内の事にしているわけです

 

その差は今までに困難を乗り越えているかどうかです

 

もちろん、後者のケースも困難に遭いたくて遭っているわけではない

 

ただ、苦難にぶち当たった時に

 

『ここで逃げたらいつまでも苦しめられてしまう』
『こういう経験を糧にしなければ、もっと苦しい時に対処できない』

 

という背を向けない自分を作っているわけでです

 

 

そこには人生をどう捉えるのかという命題があるわけです

 

夫婦にはいろいろな事が起こるのは、後から考えれば当たり前の事です

 

起こっていないうちは

 

『二人で頑張れば何とかなる』
『夫が私を守ってくれる』
『こんな時は夫にお願いしよう』

 

と、どうにかなるとか夫を頼りにしている自分がいます

 

しかし、その夫がアホになる事もおうおうにして起こるのです

 

その時に現実から目を逸らす人と、

 

『こんな事も起こるのが人生、不安だけど逃げてはいけない』

 

という人では天と地ほどの差が出るのです

 

夫婦という関係は正直美化したり、ポジティブに考えるイメージがあります

 

しかし、現実にはこれだけ感情をプラスにもマイナスにも揺さぶられる関係は
ないのです

 

それもこれも夫婦をどう捉えているのかに関わるのです

 

世の中いろいろな夫婦がいて、その関係を〇×だけで捉えていてはいけない

 



夫婦には合格とか不合格とか、OKとかおかしいもないのです

 

自分たち夫婦もその中の一組でしかないのです

 

ただ自分の納得をどれだけ作ったか、それだけの関係なのです

 

夫の不倫に同情や共感ではなく自分の納得をストイックに求める

 

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ABOUTこの記事をかいた人

【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。