夫の不倫に戦うのは【真剣に生きている証拠】を作るためと気付く

夫の不倫は人生を真剣に生きる転機

公開日 2018年9月12日 最終更新日 2021年10月22日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者にとっては何を
言っても

 

  • 『夫婦を守りたい、ただそれだけ』
  • 『私が我慢して夫婦が続くのであれば、我慢する』
  • 『夫に嫌われたくない、私は愛されたい』

 

という、本当にいびつな感情を持つのです

 

不倫夫に媚びを売っている妻でいびつになっている夫婦

 

 

何がいびつなのか

 

言わずもがな、不倫をしている夫に媚びを売っている妻がいびつでなくて何と言う
のかという事です

 

そもそも相談者だって夫以外の男の不倫であれば何と言うのか

 

  • 『奥さんや子供さんがかわいそう』
  • 『ご主人は何を考えているのか』
  • 『本当にあり得ない、男って何でこうなるの』
  • 『相手の女もムカつく』

 

という言葉が出てくるはずです

 

それが自分の夫には

 

『お願い、私が悪かったから許して』

 

と、全く真逆の事を言っているのです

 

覚悟を決めて結婚したはずの自分がどこかに行っている

 

 

そんなバカな話しはないのですが、現実は多くの相談者がそのバカな話しをして
いる
のです

 

その実態には相談者自身は全く気が付いていない

 

そこに大きな社会的問題と言っていい、現代の人間関係の歪みがあるのです

 

そもそも夫婦を形だけ考えている人が多いのです

 

何かあった時に

 

`覚悟を決めて結婚した`

 

という信念を持っている人が少ないのです

 

自分の人生の手段のような感覚で夫婦を捉えている

 

 

何だか就職先を選ぶかの如く

 

『思っていたのと違うからやめる』

 

とか

 

『会社にしがみついて一生暮らす』

 

といように、自分の人生の手段のような感覚で夫婦を捉えている

 

人間誰しも弱い事を夫婦になってから知る事も少なからずある

 

 

それが決していけないとは言わない

 

しかし、それだけで夫婦を続けて何の意味があるのか

 

人間は誰しも弱い生き物です

 

それを、夫婦という関係になって初めて知る事は少なからずある

 

もちろん夫の不倫でも同じ事で、誘惑に負けている姿を妻として見るのも夫婦だから
こそという考えが必要です

 

仮に再婚しても今の夫よりいい男とは限らない

 

 

離婚して他人になれば、それこそ

 

`私には関係ない`

 

わけです

 

しかし、それはあくまでも夫婦という関係が自分の思い通りではなかったという思い
を優先させているから

 

仮に再婚しても、不倫した夫よりもいい男とは限らないのです

 

そういう事を考えていくと、夫婦をどう考えるかは困難が起こらないとわからない
わけです

 

今の夫婦の妻で真剣に生きている証拠を作る

 

 

困難が起こった時に

 

『私は夫婦に人生をかけている、不倫でも諦めないから』

 

と、自分でも信じられないような信念が出てくるのです

 

その信念を夫にしがみつけば、いつまでたっても深く眠ったままです

 

‘真剣に生きている証拠を作る‘

 

ために夫婦をやっている自分に気が付く

 

そういう事を不倫を通じて発見するのです

 

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。