公開日 2018年10月14日 最終更新日 2021年2月28日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者にとって夫の
言動は非常に気になるものです
その中ではどうしても自分がその夫の動きにびくびくしてしまっているのです
『夫が家に帰ってくるのが怖いです、いつ離婚を言ってくるのかと思うと』
『夫の顔つきが前と全然違うので、私も顔を合わせるのが嫌で』
『夫と会話をしようとしてもすぐに部屋にこもるので、ろくにしゃべっていません』
『夫と話をしても一方的に上から言ってくるので、ノイローゼになりそうで』
というような状況の自分がいるのです
その中で夫と建設的な会話や接し方をしたいと思っても、現実は無理なのです
その前に夫がそうなっている原因を追究しなければいけないのです
しかし、多くの相談者はその原因追及の前に
『お前が俺の事をわかっていないからだ』
『ろくに家事もできないからお前にはもう愛想が尽きた』
『俺たちはもうすでに終わっていた、お前もわかっていただろう』
『本当に俺はもう無理だから、お前には愛情も何もない』
と、自分が正しくて努力してきたけど妻が何もそれに応えていないという構図
を言ってくる事で、
『私が悪いんだ、本当にダメな奥さん』
『こんなにも夫に言わるのであれば、私は妻でいる意味がないんだ』
『夫は本当に私の事を嫌っているんだ』
『これだけ言うんだから、夫は私と離婚したいと本気で思っている』
という心理状態に持って行かれるのです
しかし、それは原因を犯罪者が自分から世の中に逸らしているのと変わらない
『俺がものを取るのは世の中が俺をバカにするからだ』
『俺は悪くない、悪いのは俺を認めない世間だ』
『あいつが俺をバカにしているから俺は腹いせにやっている』
という犯罪者が自分の非を認めずに、周りに押し付けるのと変わらないのです
それを妻に対してやっているだけです
ただ、夫婦で会話しているとそんな夫の策略というか魂胆はわからないままです
夫婦で話していると、夫は夫でしかなく犯罪者という認定はできないのです
しかし、世の中の人と話せば
『そんなバカな話はない、夫が悪いよ』
『自分の不倫を正当化したいだけだろう、姑息な男』
という評価を下すのです
その第三者の見立てを聞かなければいつまでも、犯罪者の自己保身を聞くだけです
そこから、しっかりと人生の基準を夫から世の中に変えるのです
その変換をした私の相談者は
『こんなバカの言う事を聞いていたんだ、本当に自分が情けない』
と、よのなかからみた自分をも知るのです
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