夫の不倫は自分を心から思ってくれる人が昔からいる事を知る転機

自分にとって大事な人

公開日 2018年11月15日 最終更新日 2021年12月9日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者の不安や悩みを
誰が一番共有してくれているのか

 

それを相談者自身も分からなくなっています

 

友人知人に相談すれば

 

  • 『もう離婚したら、諦めなよ』
  • 『あり得ない、私なら絶対に別れる』
  • 『これ以上苦しむのはやめた方がいい』

 

という言葉が返ってきます

 

その言葉に相談者も心配してくれる事には感謝しながらも

 

『私の気持ちを分かってもらえないんだ』

 

という心境になるのは至極当然の成り行きです

 

では義理の両親に話すとどうなるのか

 

最初は

 

  • 『え、本当なの、ウソでしょう』
  • 『ごめんなさいね、あの子がバカな事をして』
  • 『そんな事全然分からなかった、でも私の方から言うから心配しないで』

 

と、心情理解してくれるスタンスを出してくれます

 

しかし、その後は全然違う態度に変わる事はよくある話です

 

義理両親も、いくら正しい事を言う嫁の言葉よりも肉親の息子可愛さには負けてしまう
わけです

 

そういう相談者が自分の身内には話しをしているのかと言うと、必ずしもそうではない

 

  • 『親に言えば心配をかけてしまうから言っていません』
  • 『もし話せば離婚しろと言われると思います』
  • 『最初から結婚には反対だったと言われてしまう』

 

と、自分の親にも相談できないという心理が働いています

 

しかし、私の相談者で言うと最初はそう思っていても結果的にはどこかで親にも相談
しているわけです

 

そしてその反応は

 

  • 『あなたが納得するようにしなさい』
  • 『最後まできっちりケジメをつけなさい』
  • 『離婚するかしないかはどちらでもいい、あなたがいい方で決めなさい』

 

と、人生の中で一番の理解者になってくれているわけです

 

それもこれも、自分が親子の絆に気が付いたからこそです

 

人生は一人では生きていけない事を、親子の関係を感じて改めて痛感するのです

 

それこそが夫の不倫で一番の発見でもあるのです

 

夫を最優先にしてきた人生から、もう一度大事なものが他にある事を知るのです

 

それは自分が人生で気が付かなければ、本当に後悔する事でもあるのです

 

私の相談者が一番パワーをもらうのは夫でも何でもなく、自分の身内なのです

 

それは相談者が生き方を変えるというよりも、自分の存在を再度見つめ直す転機という
言い方が合っているのです

 

自分の人生は自分だけで成り立っていない、自分を思ってくれる人がいるのです

 

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。