人生の希望は〔夫が不倫をやめる事〕ではなく【自らの力を発見する事】

自分に希望を持つ

公開日 2018年11月22日 最終更新日 2021年5月2日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、私の思いの中では常に
相談者へのエールがあるわけです

 

どういうエールかと言えば

 

`人生の希望を持つ`

 

という事です

 

相談者の希望の対象は最初は夫にある

 

 

相談者の希望というのはやもすると、夫に対して持っているわけです

 

  • 『夫が私を幸せにしてくれる』
  • 『私は夫によって生かされる』
  • 『夫の幸せが私の幸せ』

 

というような感覚で生きているのです

 

相談者自身あまりそういう意識はなく、そう言われて初めてわかるのです

 

言い方を換えると

 

『自分で自分を幸せにできるなんて思っていなかった』

 

という事です

 

自分の持っている力を過小評価している現実

 

 

しかし、私からすると夫に期待しているというか過大評価している事を続けていても
相談者が幸せになる可能性は極めて低いという思いがあるのです

 

それは相談者自身が持っているパワーを、過小評価している思考を変えてもらう事が
大事なのです

 

  • 『あなた自身が持っている力を信じるべきですよ』
  • 『夫に依存している場合ではありません、自分が一番力があるのですよ』
  • 『これからの人生を自分を主役にするのですよ』

 

という言葉をかけます

 

その言葉に相談者も最初は

 

『私にそんな力があるのでしょうか』

 

という反応ですが、そこからカウンセリングでいろいろとアドバイスを聞いてもらう
うちに、次第に

 

  • 『夫に期待なんてしません』
  • 『夫の事を考えてもムダですね、私が自分で状況を動かしていきます』
  • 『私が納得する事をします、それが大事です』

 

というような感覚が出てきます

 

不倫を機に夫優先の思考から自分主体の人生に変える

 

 

その言葉には、それまでの夫優先の思考から自分主体の人生を歩む決意が出ているのです

 

夫婦の関係性の中で夫を最大の存在から最小の存在にするのです

 

ATMという役割とか、子供の父親というだけの存在にしても違和感がないという自分に
なっているのです

 

それも自分が持っている力を発揮する気概に溢れるからこそです

 

相談者は仮に夫が不倫をやめたとしても安心もできなければ、希望を持つ事はない

 

自分の成長を止めていた事に気付く事が希望の源

 

 

唯一自分が今までにない力を持っている事を発見した時に

 

『私は自分の成長を止めていた』

 

という思いが出てくるのです

 

その自分こそが希望の源になるのです

 

それまで長い間自分を止めていたような自分から、自分の事を知りたいという感覚に
変えていく人生にするのです

 

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。