公開日 2018年12月14日 最終更新日 2021年5月1日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者にとっての夫は
どういう存在なのかを考えると、よくわからないという心理になっています
- 『いてもらわなくては困るという存在です』
- 『今はとにかく経済的に離婚はしないつもりです』
- 『愛情はもうありませんが、子供のためには父親としていてもらわなければいけない』
というような表現で夫の存在を捉えています
目次
夫と自分の関係性は人生でいろいろと変わるのが普通
そういう捉え方が曖昧とか、何となくしっくりこないという心境です
しかし、そもそもこういう存在である事を否定する必要はないのです
夫と自分の関係性というのは人生の中で変化するのは当然で、住む場所や職業や子供
の存在などで変わってきます
ましてやメンタル的にきつい不倫が起これば変わらないわけがないのです
その中で、結婚したての頃の関係と同じ捉え方だったらおかしいのです
夫は夫で勝手に行動するわけで、それを24時間コントロールなんてできるわけもない
そういう変化する対象に、明確な捉え方を持つ事自体意味がないのです
夫はよくわからない生き物でちょうどいい
曖昧というかカチッとしたモノでなくて
`よくわからない生き物`
位でちょうどいいのです
それを結婚したての頃のイメージを標準にするからおかしくなるのです
- 『何をするかわからないのはもう不思議に思わない』
- 『私にとって予測不可能な事をしてもそれは驚かない』
という意識です
不倫している夫も自分の事かよくわかっていない
それは夫自身もよくわかっていない事でもあるのです
- 『俺は何をしているのだろう』
- 『俺の人生はどこに行くのだろう』
- 『何がどうなっているのか考える事すら無駄』
というように、自分の事だけど自分ではないような感覚です
そもそも不倫するとどうなってしまうのかと不安を考えていたら、起こらないのです
それよりも
- 『ラッキー、やらせてくれる』
- 『こんなチャンスがくるなんて思ってもいなかった』
位に軽く考えているだけです
その考えの浅い夫と、結婚したての時の夫は同一人物なのです
夫の不倫で学ぶべきは人間の弱さに尽きる
そのギャップを人間は誰しも起こしうるのです
たまたまそういうギャップを起こさない人間も世の中にいる位に考えるべきです
歳も重ねて経験や人間関係が増えてくれば、正しいものだけでなく悪いものもの
入ってくるわけで、しかもそれは多くの場合避けられないのです
良かれと思った事が結果的にそうでなかったり、本能に負けてしまう場面があるのです
もちろんそれで不倫を許していいはずはない
しかし、そういう事を犯している夫に驚く自分をやめる必要があるのです
不倫で学ぶべきは
`人間の心の弱さ`
に尽きるのです
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