夫の不倫を辛いと思う時間がもったいないと気付いた時がチャンス

自分のチャンスを作る

公開日 2018年12月22日 最終更新日 2021年5月1日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、私が見る相談者の状況
必ずしも辛い事ばかりではないという思いがあります

 

不倫夫の言葉に辛いという気持ちしか出てこない

 

 

相談者は夫に

 

  • 『お前にはもう何も話をしたくない』
  • 『早く俺と別れてくれ、お前と一緒にいる事は考えられない』
  • 『お前との結婚は失敗だった、俺がバカだった』

 

というような事を言われて、心身共に傷つくわけです

 

そこには一見どう見ても辛い事しかないという思いです

 

  • 『私の人生は何もいい事がない、こんな事になるなんて』
  • 『これから何をすればいいのか全然わからない』
  • 『こんな事になるなんて、私が何をしたって言うの』

 

という失意しかない

 

それは本当によくわかります

 

しかし、そうは言ってもすぐに離婚する気にはなれないしましてや死ぬなんてバカな
事は
できるわけがないから、今までの人生を続ける事しかないのです

 

辛い気持ちの中から自分の力を試すという思いを持つ

 

 

この状況でどういう思いを持つ事が大事なのか

 

それは

 

`自分の力を試す`

 

という思考です

 

この八歩塞がりの状況では、中途半端に何をしてもうまくいかない

 

とにかく自分の持てる力を出し切る場面なのです

 

人生で自分の力を出せる条件が揃う時はそうそうないわけです

 

なぜなら、夫の不倫は誰がどう見ても妻が一番の被害者です

 

他の人間をおいてその苦しみを受ける人物はいません

 

不倫夫とブス女には慰謝料請求権を持っているのが妻

 

 

その証拠に夫とブス女に対して、慰謝料請求権が妻には発生する事を法律が担保して
いる
わけです

 

その一番の被害者である妻は、不倫に対してアクションを起こす権利も義務も持って
いる
のです

 

つまり、自分の夫の不倫には他の人間ができない事をできるしやらなければいけない
事を
やらなければいけないのです

 

それはまさしく、自分の人生で一番パワーを出して臨むべきシチュエーションです

 

だからこそ辛い事だけではなく、

 

`自分の力を試す時`

 

と言う見方を持つのです

 

自分の力を出し切らなければ納得なんてない

 

 

もちろんそれは相談者の心持ち一つですが、自分の人生を考えれば自分を見直す絶好
機会でもあるわけです

 

それをお話しすると

 

『そうですよね、今まで夫のための人生でしたけど、これからは私のための人生に
します』

 

という意識に変わるのです

 

それはまさしく、自分の持てる力を出し切らなければ納得しないという思いなのです

 

辛い事と思っている時間がもったいないという意識に変わった時にこそ、自分の大きな
チャンスでもあるのです

 

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ABOUTこの記事をかいた人

【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。