夫の不倫に苦しむのは自分だけではないと知る事が大きなパワーを生む

自分だけではない

公開日 2018年12月22日 最終更新日 2021年2月6日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者にカウンセリングで
私が伝える事は何かと言えば、一言で言えば

`人として普通の事`

です

言い換えると私の独自の思いや考えをお話しする場ではありません
それはなぜかと言えば、相談者の今後の人生に必要な事をお話ししなければ意味がない
からです
それを伝えるためには、木村泰之が世の中の普通を常に意識しておく事が大前提です

それがなければ普通なんて伝える事はできないわけです
では、その普通とは何か
それはとにかく世の中で起こっている様々な事を知るという事です

相談者は自分に起こった事に慌てふためいているわけで、そこに木村泰之が同じように

『そんな事が起こっているんですね、それは苦しいですよね』
『え、それは大変ですね、こんな事が世の中で起こるのですね』

と言ったとしたら相談者はどう思うのか

『何をすればいいのか聞きたかったのに、これでは何も得られるものはない』

と感じるわけです

つまり、相談者が知らない事を知っていなければ、カウンセラーと名乗る資格はない
そのためには、相談者に

『それは別に珍しい話ではなく、世の中ではよくある事です』
『他の人の事はわからないのは当然ですが、同じような事はいくらでも起こっています』

と言えなければ、相談者は安心できないわけです

例えるならば、病院で医者が患者の症状に顔色を変えればそのまま相談者の不安に直結する
のと同じです
そうならないようにするには、医者もあらゆる現象を知る事で適切な処置ができるのです

それをカウンセラーに置き換えると、

`世の中で起こる事をできる限り知る`

という事です

不倫だろうがDVだろうが借金だろうが、とにかく世の中の人間が起こす事は何でも頭に
あるというような状況を追い求めるのです
相談者にとって安心できるのは

『私だけではないのですね、それを聞いてホッとしました』

という事です

それには木村泰之が相談者の事象を知っている事が必要なのです
世の中の夫婦と言わず人間の生活には本当に様々な事が起こっている

それを知っていれば驚く事ではなく、まさしく

`普通の事`

です

相談者に普通をお話しするのは、

『自分に起こっている事はそれほど大変な事ではない』

という思いを持ってもらうためにです

そこから精神的余裕が生まれて、大きなパワーが生まれるのです
カウンセリングに普通、つまり世の中に起こっている事をお話しするのは大きな意味が
あるのです

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。