公開日 2019年1月22日 最終更新日 2021年4月30日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者にとっては自分が
どういう存在なのか漠然とよくわからなくなるわけです
そこで大事なのは、誰にとっての存在なのかという事です
目次
夫にとっての自分に限定している人生
殆どの相談者は
‘夫にとっての自分の存在‘
を気にします
しかし、それは自分の人生のほんの一部でしかないのです
今までの人生で、数多くの人との関係があるわけです
もちろんその中で夫との関係は上に来るのは間違いありませんが、それでも夫だけとの
人間関係が100%近く占めるはずはないのです
子どもや親兄弟や親戚や友人知人など、今までの人生での人間関係は、それこそ数える
だけでも大変な数です
親兄弟は自分が無意識の中でできている人間関係
毎日顔を会わせている事が人間関係ではないのです
年に一度の年賀状のやり取りや、数年数十年ぶりの再会での人間関係だってある
それは誰しもが持っている、人生の人との関わり合いです
自分は一人で生きてきたわけではないという感覚が、夫の不倫の中では特に重要です
夫との関係は自分の意思を持った関係であって、生れて気が付いたら一緒に暮らして
いる親兄弟や顔を合わせる親戚、たまたまクラスが一緒で知り合った友人や同じ会社
の知人も自分の意思ではない人間関係です
夫婦は意識を持った人間関係
その中では、夫との人間関係だけが特別感があるのは
‘意思を持った人間関係‘
だからです
ある時知り合って交際を始めて、結婚するのもクジでも何でもない自分の意思です
その人生で大きな意思を伴う人間関係が結婚です
そういう関係だからこそ、夫にだけ目を奪われていてはいけないのです
『自分が選んでいるからこそ、絶対に自分の納得する行動を取る』
という人間関係です
そう思えば、自分の意思で何とでもなる関係と気付くのです
それを、運命の絆とか赤い糸で結ばれているなどと美化したり自分でわざと関係を
固定化している自分が自分の首を締めてしまうのです
夫婦は自分の気持ち次第で何とでもなる関係
それよりも、夫との関係は自分の気持ち次第で何とでもなるという位置づけにする
事です
それが血縁関係であれば、解消したくても何ともならないわけです
しかし、元はと言えばアカの他人である夫です
ある意味人工的な関係の夫に、振り回されてる自分をやめるのです
夫との関係のさじ加減は自分で決めればいい、という思考の柔軟性が必要なのです
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