不倫脳になっても夫の事は目の前にいなくてもわかる事が【妻のプライド】

夫の事は会わずしてわかる

公開日 2019年2月13日 最終更新日 2021年4月30日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者にまずお話しを
聞いて
アドバイスを送るわけですが、その中で大事にしている事がいくつかあります

 

カウンセリングでお話しする究極は普通を拡げる事

 

 

その中でも特に大事にしている事が

 

`普通を拡げる`

 

という事です

 

相談者はカウンセリングに来る前には、夫の不倫に悩んでいろいろな事をやっても無駄
だったと
いうイメージで来ます

 

確かに相談者の中では考えうる事は全てやったという感覚です

 

  • 『夫には何を言ってもダメでした』
  • 『私が優しくしようと頑張ってみたけど、何も変わりません』
  • 『何をすれば変わってくれるのか見当もつきません』
  • 『もうここに来てもダメなら諦めようと思って来ました』

 

というような言葉が並びます

 

そう思うのは無理もない事です

 

リビングの中の夫婦が全てと思っている

 

 

むしろ思わない方がおかしいくらいです

 

しかし、ここで考えなければいけない事があるのです

 

それは

 

`全てリビングの中の夫婦`

 

で対応しているという事です

 

相談者が頑張っているのは間違いないわけですが、その場所はというと殆どが家の
リビングです

 

夫は24時間のうちでどれだけリビングにいるのか

 

多くても数時間です

 

その範囲で夫を把握できると思う事自体が間違っているのです

 

家を一歩外を出れば妻が知らない夫がいる

 

 

そもそも夫は一方家の玄関を出たら、頭の中は家族や夫婦は殆ど頭にないのです

 

会社や客先、夜の接待や同僚との飲み等で頭が一杯です

 

その中でちょっとした隙が生まれて不倫に陥っています

 

その夫をリビングで見ているだけで理解できるはずもないですし、リビングだけで
優しい妻をやっていても

 

『お前は気持ち悪い』

 

と言われるのが関の山です

 

その状況から抜けるのは簡単な事ではありませんが、時間をかけて頑張っていくと
夫の
動きや考えている事が本当によくわかってきます

 

夫をよくわからないでは妻のプライドが許さないという思い

 

 

それは夫の持ち物検査も必要ですし、態度から読み取る技も付けていかなければ
いけない

 

しかし、自分の選んだ男を

 

『よくわからない』

 

とだけ言っている自分のプライドが許さないという信念がいるのです

 

『夫の事は目の前にいなくてもわかる』

 

という自分を作る

 

それこそが、自分の普通を拡げる事なのです

 

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ABOUTこの記事をかいた人

【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。