夫の不倫は〔自分の持つ普通〕は質量共に不足している自覚を持つ転機

自分を戒める

公開日 2019年2月28日 最終更新日 2021年4月29日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、私のカウンセリングで
相談者にお話しする内容というのは、基本的に世の中普通の事です

 

しかし、それを聞いて相談者の反応は

 

  • 『今まで聞いたことがありませんでした』
  • 『こんな事を言われるのは初めてでした』
  • 『私の中には全然頭になかった事です』

 

というような反応が出ます

 

カウンセリングで話す事は相談者が頭にない事

 

 

例えばどういう事をお話ししているのかと言えば、

 

  • 『ブス女を先に叩かなければいけない、夫は子分に成り下がっている』
  • 『夫の不倫に義理両親に助けをもらっても、あなたの敵になるはず』
  • 『夫の不倫を自分でどうにかするのではなく、味方してくれる人に伝える必要がある』

 

というような事です

 

それを聞いて

 

  • 『女は関係ない、夫が一人でのめり込んでいると思っていました』
  • 『夫の親に話してどうにかしてもらおうと思っていました』
  • 『こんな事を周りに言えばもっとまずくなるかと思っていました』

 

というような反応です

 

カウンセリングで話すのは現実に基づいている事

 

 

しかし、現実には私の言っている事は数多くの相談者の実体験です

 

  • 『女を叩いて夫は言いなりだとよくわかりました』
  • 『姑に話すと最初味方してくれましたが、後であなたにも悪い所がと掌を返されました』
  • 『周りに話したら協力すると言ってくれました』

 

というような現実があるのです

 

世の中の普通の事にビビっている

 

それこそが世の中の

 

‘普通‘

 

なのです

 

しかし、相談者は夫の言動にビビってしまっているのでその普通を普通とは思えない
のです

 

それをカウンセリングで取り戻してもらうのです

自分の普通では質量ともに不足している事に気付く

 

 

相談者が考えている事は夫との関係性ですが、それでは世の中の普通と乖離してしまう

なぜなら、夫は世の中から見たらダメな事をしているにもかかわらず

 

‘認めない、嘘をつく、言い訳をする‘

 

という態度です

 

そこに、右往左往されない自分を作らなければいけないのです

 

そもそも夫が起こしている事を、客観的に見る自分がいなければ普通なんてよくよく
わからない

 

自分の持つ普通では、質量共に不足しているという自覚を持つのです

 

逆に言えば、この苦しみから世の中の普通を拡げる大チャンスなのです

 

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。