友人に〔離婚を勧められても納得しない〕自分が〔離婚を考える〕矛盾に気付く

離婚を言われても納得しない

公開日 2019年3月28日 最終更新日 2021年3月29日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者の心情を
察すると
自分の事を理解してくれる人は誰もいないという思いが強くあります


友人に勇気を持って相談すると

 

  • 『もう別れたら、私ならないけど』
  • 『もうこれ以上苦しむ事はないよ、諦めた方がいいよ』
  • 『結局苦しむのは自分だよ、もう楽になりなよ』

 


というような言葉をかけられて、暗に離婚を勧められるのです

 

離婚をした方がいいという自分は本当の自分か

 

 

その中から、自分が

 

『そうだよな、離婚する方がいいよな』

 

とはならないのです

 

相談したものの

 

『やっぱり同じ状況にならないと理解してもらえない』

 

という思いの方が強く出るのです

 

そして、自分の中では

 

『もう友人にも相談するのはやめよう、また離婚を勧められるだけ』

 

となるのです

 

という事は、離婚をする事は自分の中では当面あり得ないのです

 

離婚の可能性をただ言っている自分はムダな自分

 

それにもかかわらず

  • `離婚の方がいいかも`
  • `離婚しかないかも`
  • `離婚を選ぶかも`

 

という、離婚の可能性を言っている自分がいるのです

 

それは私から言えばムダな思考です

 

周りから離婚を勧められても否定する自分に気付く

 

 

周りら離婚を勧められてあり得ないという自分を確認したにもかかわらず、自分の
中で離婚をわずかでも考えている矛盾があるのです

 

もちろん気持ちはわかりますが、今すべきは離婚するかどうかではない

 

目の前にいるアホな夫と隠れているブス女の愚行を、絶対許さないという行動です

 

順番から言えば、社会のルールの遵守があって次に夫婦の関係性をどうするかです

 

要は離婚を相談者が考えても、不倫という犯罪におとがめ無しの状態が続いている
のです

 

離婚をするにしても物事には順番がある

 

いじめにあっている子供の事を放置して、するかどうかわからないかわからない転校
を考えているようなものです


転校を考える時間があれば、いじめっ子の家に行ってやめさせるのが普通です

 

そうでなければ、毎日でもいじめにあうわけです

 

物事を時系列に考えてみると、然るべき順番があるのです

 

離婚は考えなくても、したくなったら誰に止められる事なくします

 

それを私の離婚した相談者が証明している

 

逆に言えば、その時にしかできない事を納得する形でやっている先に離婚したく
なる可能性が出てくるのです

 

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ABOUTこの記事をかいた人

【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。