人生は弱さと強さの共存という事を伝えるのがカウンセリング

強さと弱さが共存

公開日 2019年4月9日 最終更新日 2021年12月7日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者にとって木村泰之
はどういう存在でいなければいけないのか

 

それを毎日考えながらカウンセリングをしているわけですが、正直

 

‘こういう人物であるべき‘

 

と、自分で自分の理想を作ってしまうと相談者から見ると非常に固いイメージになって
しまいます

 

もちろん、相談者は夫の不倫に対して毅然とする対応が必要です

 

そのためには、アドバイスを送る私もそのスタンスでお話しするのは当然です

 

しかし、それ以外の部分ではむしろ人間は弱いという事を共有する方が相談者も安心
して
カウンセリングを受ける事ができるのも事実です

 

 

それは人間の弱さや曖昧さや、いい加減さを伝えなければいけないという気持ちが
私の
心の中の奥底にあるからです

 

夫の不倫も結局は夫とブス女の心の弱さや貧しさです

 

人の迷惑かえりみずのアホさを、いいオッサンとオバサンがやっている

 

それもこれも、

 

‘人間の愚かさ‘

 

です

 

そこに引きずられてはいけないと毅然とする部分と同時に、このアホさを人間は
誰でも、
持ち合わせているという両面を伝えなければいけない

 

前者だけでは相談者もきつくなってしまい、後者だけでも現実が変わらないのです

 

不倫は全ては人間が起こしている事であって、自然や他の生き物の仕業ではない

 

起こした側も起こされた側も、同じ人間です

 

その中で、起こした側にただ

 

『こんなバカな事はやめろ』

 

と言っても、やめる勇気や度胸はない

 

自分たちが悪い事をしている間は

 

‘ラリっている‘

 

わけですから、誰の言う事も聞かない中毒患者と同じです

 

周りはその当事者に何を言っても始まらない

 

しかし、周りの被害者が何もできないわけではない

 

このアホな中毒者に、その刺激を超える辛さを与えなければいけないのです

 

自分が弱いとだけ思っていてはできない

 

時には強さを持ち合わせているという事を、自分で証明しなければいけない

 

強さも弱さも持っているのが人間です

 

夫とブス女は、見せかけの強さだけで本当に弱くて恥ずかしい人間です

 

それを知った妻が同じように弱くてはいけない

 

弱さも出てくる事も承知で、自分の持つ強さを出すのです

 

そのためにカウンセリングで、毅然とする部分と弱さを両方共有するスタンスを出す
のです

 

強さだけでは生きていけない、弱さだけではもっと生きていけない

 

両方が共存している事が、自分の人生の処世術と知るのです

 

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ABOUTこの記事をかいた人

【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。