公開日 2019年5月9日 最終更新日 2021年8月24日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者の方の性格は
本当に皆さん悩みを全て自分に抱えてしまうほど真面目です
目次
どうして夫をわかってあげられなかったのだろうか
その性格がゆえ、非常に苦しむ事から抜けられないのです
- 『私がもう少し夫をしっかり支えていればよかった』
- 『夫はこんな私に愛想を尽かしてしまった』
- 『どうして夫をわかってあげられなかったのだろうか』
という
‘自分の不足‘
を考え続けるのです
そこに大きくも深い負のスパイラルがあります
妻には不倫に関して言えば全く責任はない
そもそも夫の不倫に悩む原因の対象を、自分自身にしているのです
相談者である妻自身には、不倫に関して言えば全く責任はないのです
そうでなければ、不倫の被害者としての慰謝料請求権は妻に発生しません
逆に夫やブス女には何も権利は生まれません
夫は有責配偶者で離婚をする権利がはく奪される
夫は有責配偶者という、いわば
‘離婚をする権利‘
がはく奪されるのです
それが世の中のルールです
しかし、相談者の思考は逆行しているのです
被害者である自分をどこかに置いておいて、自分から加害者になっているのです
それも、まずは自分を反省する思考のクセがあるからです
不倫の原因を勝手な解釈で夫に押し付けられている
もちろん、反省する事は悪い事でもなんでもありません
むしろ必要な事です
しかし、何が問題かといえばその反省すべき対象です
不倫の原因を作っているという勝手な解釈をしているというか、夫に押し付け
られているのです
相談者が反省すべき点は不倫に毅然と戦わない事
相談者が反省すべき点は
‘不倫の原因を‘作った事‘
でもなんでもなく、
‘不倫に毅然と戦わない事‘
なのです
それもこれも、夫との関係が悪くなるのではという被害妄想です
不倫をしている時点で夫これ以上ひどくなる事はない
そもそも、不倫をしている時点で夫は妻を舐めているのですから、これ以上ひどく
なる事はないほど、夫婦の状態は最悪です
その状態よりまだ悪くなるのではと、勝手に今の状態を最悪ではないレベルにして
いるのです
その自分が冷静に物事を判断していない事が、不倫に毅然と戦っていない自分を
作っているのです
そこから、反省すべき点を不倫を結果的に放置している自分にするのです
私は何をしていたのだろう大きく世の中から外れていた
その状態になれば、相談者は本来あるべき自分になっていくのです
『私は何をしていたのだろう、私は大きく世の中から外れていた』
という事に気づくのです
そこに気づけば真面目な性格の相談者が取り組むことは、おのずと出てくるのです
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