普通の夫の不倫に‘世界一不幸な私‘なんて恥ずかしくて言えない

恥ずかしくて言えない

公開日 2019年5月22日 最終更新日 2021年4月27日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者の状況を聞いて
いますと、どこかで世界一不幸感がどこかに漂います

 

  • 『こんなに強い夫はいません、とにかくこんな夫はいないと思います』
  • 『私のような人はいないと思います、本当に苦しくて苦しくて辛いです』
  • 『不倫された人で私よりひどい人いますか』

 

というような言葉が出てきます

 

夫の不倫はそれほど珍しい事ではない現実

 

 

もちろん、比較を知らないわけですからそう思うのは無理もありません

 

しかし、その状況というのは正直

 

‘それ程珍しくない不倫‘

 

というケースが殆どです

 

なぜなら、多くの相談者の悩んでいる夫は普通のオッサンです

 

夫をどこかで特別視している自分がいる

 

 

相談者も突拍子もない男なら結婚さえしていないはずです

 

  • 『この人なら一緒にやっていける』
  • 『この人は普通に優しくて頼りがいのある人』
  • 『私はいい人と巡り会えた』

 

というような感覚です

 

それを度の相談者も思って結婚しています

 

という事は男としてそれほど差はないのです

 

しかし、相談者もその夫を結婚するとどこかで特別視しているのです

 

なぜなら、

 

  • ‘世の中で私を一番わかってくれている人‘
  • ‘世界で一番私を守ってくれる人‘

 

 

だからです

 

結婚したのですからそう思うのは当然です

 

元々夫と周りの男にそれほど差があるわけではない

 

 

しかし、元々はそれほど他の男と大きく差がないわけです

 

結婚という形式が、自分の頭の中で夫を過剰に上げているのです

 

 

しかし、勝手に夫にバイアスをかけている自分をわかっていません

 

バイアスとは都合のいい方に考えてしまうという意味です

 

夫というだけで、その男としての基準を世界一までに上げてしまっている自分です

 

世界一の夫と思い込んでるから世界一不幸な私と思う

 

 

その夫が不倫をするから

 

‘世界一不幸な私‘

 

になるのです

 

これが、そこらへんに転がっている男という現実を知れば、全然世界一不幸なんて思う
自分はいません

 

正直、

 

『他の男と大して変わらない男のそこらへんに転がっている不倫』

 

となるのです

 

世界一不幸なんて恥ずかしくて言えないとカウンセリングで知る

 

 

そうなると、世界一不幸なんてとてもじゃないけど恥ずかしくて思えないのです

 

それをカウンセリングで説明するのです

 

そうなると、あれだけ苦しくて仕方がなかった自分はどこかに飛んでいます

 

それを多くの相談者が経験するのです

 

『こんな不倫ごときで不幸だなんて思っていた自分はまだまだ甘い』

 

という強い自分を目指すのです

 

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。