不倫は夫に安心をもらおうなんてバカな事を考えてた自分を捨てる転機

夫に安心をもらわない

公開日 2019年7月24日 最終更新日 2021年2月1日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、よくよく考えてみれば
今までの相談者の人生はそれなりに苦悩や心配もあったはずですが、それを忘れて
いる事が多いのです

夫の不倫に

『今までこんな苦しい事はなかったです』
『私がこんな目に遭うなんて、今でもうそでしょうと思います』
『これは私の人生で一番と言っていい位のショックです』

という言葉が出ます

しかし、今までの人生でもその時には一番苦しい事を経験しているはずです
そもそも夫の不倫は結婚していなければ経験しない事です
独身の頃にこのショックを味わいようがないわけです

そう考えると、独身の頃にはそれ相応の苦痛や困難があったのです
それが夫の不倫が一番苦しいと感じるのは

`経験していない苦しみ`

だからこそです

その相談者の心情を考えると、どうしてもこの世のものとは思えない実態として
苦しんでいるわけです
しかし、私の数多くの相談者が

『こんな事位で苦しんでいたら、親にも子供にも申し訳ない』

という気持ちになるのです

それは今までの困難を乗り越えてきた時に出てきたパワーでもある
単に経験していないだけ苦しさが大きいとわかるのです
そこに気付けば必ずこんなバカな事でいつまでも苦しんでいるわけにはいかないと
いう自分の信念が生まれるのです

夫の不倫という初めての経験には、その自分の覚醒が必要な場面です
そこには

『人生の中で初めて経験する大きなショックだったけど、これを乗り越えればこれから
何かあってもそうそう驚く事はない』

という自分になるのです
そして、自分の中で知らなかった分野の一つ大事な参考書を手にした自分を発見します

『私はこの経験を他の事に生かせると思えてきた』

という感覚です

それこそが、一番苦しいと思っていた夫の不倫に逃げずに戦ってきた自分が手にする
最高のギフトなのです
夫にもらおうとしていた安心は、何て事ない自分自身で生み出せる事を知るのです

『私がしっかりすればいい事、夫に何かをしてもらうなんてバカな事を考えていた自分
はもうどこにもいない』

という気概に溢れるのです

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。