夫婦は戸籍一つが全てでそれ以上でもそれ以下でもないを理解する

夫婦は戸籍が全て

公開日 2019年10月16日 最終更新日 2021年4月20日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、様々な夫婦が存在
する中で、自分の夫は自分を裏切るなんてあり得ないという思考があります

 

不倫を対岸の火事にしている原因は夫は自分で選んだ男

 

 

不倫も対岸の火事で

 

  • 『世の中こんな事が起こるんだ』
  • 『こういう夫はサイテー、絶対に離婚だわ』
  • 『うちには関係ない』

 

という感覚です

 

その根拠は

 

`自分が選んだ男`

 

だからです

 

選ぶ側の自分には不倫はあり得ないのですから、選ばれた男もそれはよくわかって
くれているから不倫は存在しないはずという3段論法です

 

しかし、その連結の中では

 

`自分が選んだ男に間違いはない`

 

という、オートマチックな思考に落とし穴があるのです

 

夫は夫一人の世界を持って生きている

 

 

夫は妻の考えている事は大体想像がつきます

 

もちろん不倫を嫌がるどころか茫然自失になる事も容易にわかっているのです

 

それでも不倫をするのは

 

`夫婦とは違う世界を勝手に持っている`

 

からです

 

つまり夫の頭の中は、夫婦で埋め尽くされていないという事です

 

自分の中で独身というか、世の中から背を向けた自分を持っているのです

 

快楽で釣るブス女がいるから不倫が成立する

 

 

その先には快楽で釣るブス女がいるのみです

 

その中で夫の頭の中が夫婦だけのはず、と考えるのは非常に危険なのです

 

そこから自分が選んだ男という事と、夫という人間の人格は別ものという事を
知るのです

 

私がよく言う

 

『夫婦は戸籍一つという事だけです、それ以上でもそれ以下でもない』

 

という事をお話しします

 


相談者も最初は

 

  • 『そんな簡単なものでしょうか』
  • 『何か味気ないですね』
  • 『夫婦ってもっとお互いが分かり合える関係じゃないのでしょうか』

 

という言葉が出てきます

 

戸籍が担保しているのが夫婦

 


しかし、そう思っていても夫の態度や言葉を見ていると

 

  • 『私とは違う人間と一緒にいる』
  • 『いくら言っても無駄なのかも』

 

という現実的な思考になっていきます

かと言って夫婦ではないかといえば、戸籍が担保している以上夫婦なのです

 

そこから夫婦とか夫の見方ががらりと変わってきます

 

夫は自分が選んだ男というのは紛れまない事実です

 

しかし、そこから選んだという事と自分の思い通りになるという事は全く違う
と気付くのです

 

その都合のいい思考を拭い去った先に、本当に夫婦の意味を考えてその関係を
続けるかどうするかも自分次第と理解するのです

 

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ABOUTこの記事をかいた人

【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。