夫の不倫もコロナも台風も地震も人生何でも起こる覚悟を持つ

人生なんでも起こる

公開日 2020年3月20日 最終更新日 2021年3月7日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

夫の不倫が起こると、多くの方が本当に何をどうしていいのかパニックに陥るわけです
それは自分が予期せぬ事が起こったから当然です
もしこれがわかっている事であれば

『これは想定内、慌てる事もない』

という心の準備ができるわけです

しかし、夫の不倫はそういうものとは全然違うわけです

今の世の中には新型コロナウイルスの伝染を始め、大地震や大型台風や気候変動など
人類が久しく直面していない様々な事が起こります
それをどうにかこうにか、耐えしのいでいるのが人間です

荒波に転覆しそうな小舟で一生懸命みんなで助けあって、流されないようにしている
ようなものです
それが人生と言えば人生です

そもそも結婚したのも、

‘人生一人では寂しい‘

という思いが大きかったはずです

ぎゃきに言えば寂しくなければ結婚しなくてもいいでしょうし、結婚して苦しくても
寂しさはないと思えば大丈夫です
そこに結婚や夫婦に、過剰に愛だの気持ちだのを盛るとややこしくなるのです

『夫とは運命の出会いで結婚した』
『運命の赤い糸で結ばれていたんだわ』
『こんないい人いない、世界一の夫に巡り合えた』

と思うのは、私の相談者が夫絶対主義の洗脳から解けると

‘私はどうかしていた‘
‘気は確かかと自分に言いたい‘

という位に、自分がいかに夫婦を勘違いしていたのかを理解します

そもそも夫婦になれば、いい事も悪い事も同じ数ほど起こって丁度位です
それをいい事や安心だけを望んでいれば、悪い事や不安が想定外になってしまうのも
当然です

その夫婦に

`ネガを避ける`

意識を変えるのです

ポジティブな事もネガティブな事も、混在するのが夫婦というか人生です
今の日本も、いい事だけを政治家の口車に乗っていて聞いていてはいけない
原発だってオリンピックだって、結局は利権や企業の都合が隠されているのです

そう考えると、

『夫はわかってくれる』
『夫婦なら安心できる』
『私には夫がいるから大丈夫』

という、夫婦を聖域にしていた自分をやめなければいけないのです
どこかでは

『夫も自分勝手な事をしている』
『夫婦の前に夫は一人の男』
『夫は他人、それを忘れてはいけない』

という前提で夫婦を運営するのです

運営という事は、夫婦は黙って自動的に進む関係ではないという事です
メンテもいれば感情もぶつけながら、ダメな事も変えていく関係です
結婚した時には新品でも、時間の経過で劣化するのです

形あるものは何でも崩れるのです

それを100年大丈夫のような家とか、一生安心保険のような企業のエセキャッチと
同じように自分に頭を自分で騙しているのです
100年も修繕しなくていい家なんてないですし、保険も加入すると数年でまたいい
保険が出ましたと、書き換えさせられるのです

そういう世の中の当たり前の事を、夫婦にだけ適用していない自分に喝を入れる
今の日本と言わず世界の様々な変化や事件も、起こって不思議でも何でもなのに

‘こんな事が起こるなんて‘

という、想定外の報道に慣れてはいけないのです

何でも起こるのが世の中で、仮に遭遇した時には全力でそれを排除したり小さくする
だけです
それが人生だと思えば、安心を頭の中だけで欲して全然行動が伴わない自分でいいはず
がないのです

おっかなびっくり生きていても不安は減らないわけで、自分でその不安を減らす行動を
起こす事が重要です

人生何でも起こる位の覚悟がなければ、それこそ誰も不安を感じるために生きている
ようなものです

『いろいろ起こる事が人生、その人生から私は逃げない』

という信念が人生の推進力を生むのです

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。