公開日 2020年5月22日 最終更新日 2021年2月15日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
世の中で数多く発生する夫の不倫をいろいろな事象に例える事で、相談者が理解
しやすくするように意識しているわけです
その例えはコロナウイルスだったり、クスリの中毒や凶悪犯罪などです
それらも原因を正さなければ状況は変わらないのです
要は不倫を夫婦問題にしてはいけないという意味を込めているのです
上記の例えは、決して妻である相談者は加害者ではなく被害者でしかないという
事を表しているのです
『お前が悪い、俺をわかっていないだろう』
『お前にはもう何も愛情はない、早く別れてくれ』
『俺たちはとっくの昔に終わっている』
『お前もわかっているだろう、時間の無駄だ』
『頼むから俺を開放してくれ』
という、とにかく犯人が被害者を演じているのが不倫です
コロナウイルスもクスリ中毒も凶悪犯罪も、とにかく周りの人に被害を与えて
いる事象です
しかし、
『私が悪かった、ごめんなさい』
『私も反省してやり直したい、一緒に頑張りたい』
『あなたをわかってあげていなかった、ダメな妻』
『こんな事になるなんて、私が至らない奥さんだったからだ』
という、加害者モードになっているのです
本来であれば有効なワクチン、中毒から抜けるプログラムや犯人を捕まえる事
を考えなければいけないのと同じで、不倫も
『この元を絶たなければいけない』
という思考が必要です
しかし夫とブス女は妻を加害者にして、そこに辿り着かせないようにしている
のです
要は夫は妻が犯罪と気付くのを恐れているのです
不倫は夫と妻が夫婦の仲で何とかする事でも何でもない
夫が踏み込んではいけないゾーンに好奇心で入り込み、そこに待ち構えるブス女
にがんじがらめになっているのです
そこに妻が一人夫の顔を引っぱたいたり、泣いたりわめく位で夫の目が覚める
わけはないのです
その悪事が発生する根源をどうにかしなければ、状況が変わる事はないのです
それを心の底から理解してもらうには、そういう例え話を用いるのです
しかし、それでも長年染みついてる
`夫は間違いない教`
の熱烈信者の相談者には、何度も何度も言い続ける必要があります
それを重ねている中で、ある時ふと
『え、私は何をしていたんだろう』
と、洗脳が解ける時が来るのです
その時こそ、夫の不倫なのに夫婦の問題にすり替えられていた安い妻に気付く
のです
『夫がこんなバカだっとは』
『私は本当に情けない妻に成り下がっていた』
という思いを強くするのです
そこに辿り着いてからが本当に自分の人生を主体的に進めるスタートなのです
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