不倫で悩む頭の登場人物を【ほぼ夫】から【自分を心配してくれる人】に変える

子供の事を考える

公開日 2021年2月22日 最終更新日 2021年3月24日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

夫の不倫に悩む相談者が、いろいろな事をカウンセリングでアドバスを聞いて
もらう中で、心境の変化が出てきます


それはどういう変化なのか


カウンセリング初期の段階では

 

  • 『私は夫婦を修復したいです』
  • 『離婚を考えていません』
  • 『どうすれば不倫をやめてくれるのでしょうか』
  • 『いつになれば不倫は終わるのでしょうか』

 

というように、その思考は切羽詰まったものになっています

その中では、ある顕著な状態が出ています

 

相談者の頭の中をほぼ夫が占めている

 


どういう状態なのか

それは頭の中が

‘ほぼ夫‘

しかないという状態です

夫婦を修復したいとか、不倫をやめてほしいという言葉の対象は夫でしかない
わけです

もちろん不倫を起こしているのが夫ですから、そうなるのは無理もないわけです

しかし、不倫は様々な人に影響を及ぼしているのです


不倫は感染源が夫とブス女で、感染先が妻をはじめ様々な人に伝播します

 

一次感染者が妻で、その妻がシュンとすると子供さんや親御さんや姉妹や友人や
知人に二次感染するのです

 

そういう思考はありませんから、

 

  • 『夫と私の中で解決しなければいけない』
  • 『できれば夫一人で解決してほしい』

 

と、

‘ほぼ夫‘

の頭です

その思考に入れば入る程、周りが見えなくなります

 

相談者の異変に周りは気付いている

 

 

その中で、周りの人は

 

  • 『ママがおかしい』
  • 『あの子、何かあったのでは』
  • 『最近暗い顔をしているよね』

 

 

と、否が応でもその苦しさを察知します

そこからカウンセリングで

 

『あなた一人で考えてはいけません、周りの人はその苦しい姿を見て絶対に
おかしいとわかっていますよ』

 

とお話しします

それを聞いて、

 

  • 『そうですよね、子供も最近情緒不安定です』
  • 『先日親にも、何かあったんじゃないと言われました』
  • 『友人にも、絶対に何かあると思われているはずです』

 

 

というように、相談者自身も周りに伝わっている事を想像しています

 

しかし、どうしても夫の幻影を追っているだけの自分ですから周りへの影響に
正直それほど気を配る事はできないのです

 

夫ばかり考える自分の脳内革命を起こすのがカウンセリング

 

 

その状態をカウンセリングで変えてもらうのです

そもそも相談者を心配しているのは、夫ではない
むしろ夫は、相談者である妻を苦しめている存在です



その夫の事ばかりを考えている自分をやめなければいけない


相談者を心底心配してくれている人の事を考えれば、自分の視界が変わるのです

そこからすべき事が全く変わってくる

 

それはまるで

 

‘脳内革命‘

 

が起こったかのような変化です

 

自分の常識を覆すルールを導入するようなものです

 

夫一辺倒のルールから、世の中の人が考えているルールに変えるのです
そこに勇気を持ってもらう事が、木村泰之の使命なのです

 

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ABOUTこの記事をかいた人

【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。