夫の不倫を〔あり得ない〕から【現実】に変えて強さを生む

夫の不倫は珍しくない事を知る

公開日 2021年8月23日 最終更新日 2024年3月5日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃夫の不倫に悩む相談者にとって、非常に稀な確率の事象が自分に起こっている
という思いがあります

 

夫の不倫で世の中からの疎外感が生まれる

 

 

多くの相談者にとって夫の不倫は初めての事ですから、どこかで

 

‘世の中からの疎外感‘

 

が生まれる感覚です

 

それは、夫が原因不明の奇病にかかったかのような思いでいる妻の様なものです

 

  • 『夫がわけのわからない病気になってしまった、どうすれば治るの』
  • 『あんなに丈夫だった夫が、突然いかしくなってしまった』
  • 『夫はどんな事があっても強い人なのに、何でこんなになってしまったのか』

 

というような思いです

 

夫の不倫は世の中あるある

 

その

 

‘非常に稀な確率‘

 

でおかしくなっていると思っている相談者に必要な事は、

 

  • 『全然珍しい事ではありません、不倫はテレビやネットのはなしではない』
  • 『夫の様な男は少なくありません、私が相談者を通していつも見ています』
  • 『正直あるあるの実態です、経験していないから苦しいと思いますが』

 

という事をカウンセリングで説明します

 

浮気する男あるあるの9つの特徴、夫婦をどうするか妻がすべき対処とは

 

夫の不倫が特別な事ではない現実を知る

 

 

そこからしっかりと、自分の夫の不倫が

 

`特別な事ではない`

 

という現実を知ってもらうのです

 

その作業をカウンセリングの中では、一番最初に行うのです

 

なぜなら、人間は自分が世の中から外れているという気持ちを持つと非常に委縮して
しまう性質があるのです

 

そもそも不倫は夫とブス女の悪事ですから、妻は至極まともな人です

 

そして、その夫とブス女の様な悪事を働く人間は本当に少なくないのです

 

〔まさか夫が不倫なんて〕は夫や自分や夫婦にありもしない特別感がある証拠

 

経験者の話を聞いて心が救われる

 

 

その実態を伝えると

 

  • 『私が一人孤独になる必要は全くなかったんですね』
  • 『他の人の話を聞いて、心が救われました』
  • 『もうまともに暮らしていてはいけないと、自分を追い込んでいました』

 

と、自虐のスパイラルを逆転させる言葉が出てきます

 

その言葉こそが、自分の中で閉じ込めていたパワーを出す転機になります

 

最初は夫とブス女の悪事に煽られて、自分を責めていた状況です

 

弱っていた事が腹立たしい

 

 

それでは全くの被害者なのに、まるで自分の至らなさが引き起こした事のように
加害者に追い込んでいるのです

 

それが社会の数多くの他の人にも起こっている事を聞いて

 

『本当にふざけたバカがやっている、私が弱っていた事が腹立たしい』

 

という自分に変わるのです

 

悲嘆に暮れた自分を怒りや憎しみに変える

 

 

そこからしっかりと、相談者の交流を経て

 

  • 『他の人の話を聞いて、私のケースは大した事ないとよくわかりました』
  • 『同じような事が起こっていると初めてわかりました、勇気が出てきました』
  • 『孤独だった自分がバカらしかった、何もわかっていなかった』

 

と、悲嘆に暮れていた自分を怒りや憎しみを出す自分がそこにいるのです

 

カウンセリングを【心の受け皿】にする事で出せなかった怒り憎しみを出し切る

 

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ABOUTこの記事をかいた人

【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。