夫婦も服もいくら外見が良くてもサイズが合わなければ【絵に描いた餅】

自分のサイズ感を持つ

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

夫の不倫に悩む相談者にとって、多くの方が夫婦の崩壊に向かっているという危機感
を持ってしまいます

 

私たち夫婦はこれからどうなってしまうのか

 

 

それは状況が状況ですので、そう思うのは無理もありません

 

  • 『私たち夫婦はこれからどうなってしまうのか』
  • 『夫婦はどこに行ってしまうのだろうか』
  • 『私たちはもうどうにもならなくなってしまうのか』

 

という思いです

 

そうは言っても夫婦ですからこれ以上壊したくないという思いです

 

そこから、どういう行動に出るのかと言えば

 

‘穴を塞ぐ作業‘

 

に終始します

 

  • 『私が本当に悪かった、ごめんなさい許して』
  • 『あなたを大事にしてこなかった、反省しているから戻ってきて』
  • 『これまでのダメな奥さんは謝るから、もう一度チャンスをください』

 

というように、ほころびの原因と思っている自分を一生懸命繕う事を訴えます

 

そんな事をしても無駄だもう俺は決めているというアホな不倫夫

 

 

しかし、それを聞いた夫は

 

  • 『そんな事をしても無駄だ、もう俺は決めている』
  • 『今更遅い、俺は何度もサインを送っていたはずだ』
  • 『何を言ってももう無理だ、早く別れてくれ』

 

という反応しか出さないのです

 

なぜかと言えば、

 

‘後ろめたい事を隠す‘

 

という犯罪者の心理でしかないのです

 

自分の悪事は棚に上げて、とにかく妻のせいにしておけばいいという短絡的思考です

 

不倫で妻をおとしめている夫との夫婦の関係を壊したくないという現実

 

 

そういう、

 

‘不倫で妻をおとしめている夫との夫婦の関係‘

 

を壊したくないというのが現実です

 

仮に妻の言う事を聞いて、不倫をやめたとしても今後安心するのかと言えば

 

  • 『またやるかもしれない』
  • 『水面下でまだ続いているかもしれない』
  • 『私の気持ちは全然落ち着かない』

 

というのが本音です

 

今現在の実力の夫婦を基準にする

 

 

その中でどういう思考を持つべきなのか

 

それは、

 

‘今現在の実力の夫婦‘

 

を基準にするという事です

 

いくらステキな服でも、サイズが合わなければ全く意味がない

 

いや、むしろ

 

『サイズが合わないのだから、着るだけ空しくなる』

 

と思うはずです

 

それと同じで、今の夫婦はお互いに実力が足りないのです

 

サイズが合わない服をなんとか大丈夫と言うのと同じ

 

 

それを今までそれが現実とは思わずに、

 

『私たちは普通の仲のいい夫婦、頑張ればなんとかなる』

 

と思い込んでいるのです

 

それは、サイズが合わない服を無理くり

 

『このサイズでもなんとか大丈夫』

 

と、着ているようなものです

 

 

人として今は実力がない夫に被害者の妻が低レベルで合わせてはいけない

 

 

不倫という犯罪を犯している夫と、

 

『私たちは今まで通り仲のいい夫婦でいてくれるよね』

 

と言っている自分をやめるのです

 

人として今は実力がない夫に、被害者の妻が低レベルで合わせてはいけないのです

 

そういう、自分がサイズが合わない服を着ている感覚を取り戻してもらい

 

『今の私は、サイズの合う服を着るところから始めなければいけない』

 

という決意を新たにしてもらうのです

 

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。