一番の敵は〔弱気の自分〕と気付いて最大の友の【正義の自分】を引き出すのが木村泰之

正義の自分

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

夫の不倫に悩む相談者に接していますと、何かにつけて苦しい事が次々に襲う状況に
塞ぎこんでしまう自分がいます

 

その状態ではいろいろな事をしても、手がつかないわけです

 

夫の不倫で自分であって自分でない状態が続く

 

 

例えて言うなら、

 

‘自分であって自分でない‘

 

状態のようなものです

 

  • 『幽体離脱して自分の姿を天井から見ているよう』
  • 『これが本当に現実なのか、よくわからない』
  • 『私は一体何なのか、自分の存在を認められない』

 

というようなイメージです

 

自分の中にもう一人の自分がいる

 

 

それもこれも、自分の中に

 

‘もう一人の自分‘

 

がいるからこそです

 

夫の不倫に

 

  • 『あなたはどうしたいの、離婚を選ぶのどうするの』
  • 『夫を許せるの許せないの、どっちなの』
  • 『どうしていいのかわからない、でもこのままでは嫌』

 

というように、自分一人の中に自分を迷わせる自分がいるのです

 

しかし、もう一人の自分の存在を相談者自身はあまりわかっていません

 

自分でもどうしていいのかわからない

 

 

ただ

 

  • 『自分でもどうしていいのかわからない』
  • 『これから先、何をしていいのか見当がつかない』
  • 『どうすれば状況が変わるのか』

 

 

と、一人で悩んでいるという感覚です

 

その悩みを相談する相手は、他でもない

 

‘自分を悩ませている夫‘

 

にしているのです

 

自分を苦しめている夫に救いの手を求めている

 

 

自分を苦しめている夫に

 

  • 『お願いだから助けて、この通り』
  • 『私にできる事は何でもするから、教えて』
  • 『私の事を見捨てないで、何もできないの』

 

と、救いの手を求めているのです

 

その夫は自分の悪事を知られたくないですし、妻の怒りを買うのは絶対に嫌ですから

 

  • 『お前の事は愛想が尽きた、早く別れてくれ』
  • 『おれとおまえはもう無理、何で離婚しないんだ』
  • 『お前にはもう何も期待していないから、俺は俺の人生を進む』

 

という態度に出るのは、当たり前の事です

 

もう一人の自分が私は悪くない悪いのは夫とブス女と叫んでいる

 

 

その夫に、自分の中のもう一人の自分が

 

  • 『こんなバカな事を許してはいけない』
  • 『私は悪くない、悪いのは夫とブス女』
  • 『何で私が悪く言われなければいけないの』

 

と叫んでいるのです

 

しかし、夫に依存している自分がその声をかき消しているのです

 

その負けてしまっている自分に、エネルギーを渡すのがカウンセリングです

 

正義の自分を全面に出す

 

 

  • 『自分の中で納得していないのであれば、そのままにしてはいけない』
  • 『夫婦を続けるのであれば、理不尽が存在してはいけない』
  • 『自分の中であり得ない事が起こっているなら、正常に戻さなければいけない』

 

と、隠れていた

 

‘正義の自分‘

 

を全面に出してもらうのです

 

そこから

 

『私の一番の敵は弱気の自分だった』

 

という事に気付いてもらうのです

 

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ABOUTこの記事をかいた人

【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。