公開日 2013年2月9日 最終更新日 2021年1月14日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
浮気した夫に悩む相談者が、必ず陥る心境としては、自分が夫にとっていい妻
ではなかったのではという自責の念です
多くの相談者にお会いしていますが、その殆どの方が口にされます
しかし、それは夫に言われて初めてハッと気がついているわけで、それまでは
わからなかったという事です
もちろん、いい妻ではなかった事は多少はあるはずですが、それと夫の浮気とは
別です
正確に言えば、切り分けるというより浮気の事だけを集中して対処するという
事です
夫にも妻にも相手に不満を言い出せば切りがありません
夫は自分の浮気を棚に上げるためには、最終手段として妻そのものを否定します
「それを言ったらおしまいでしょう」
という事を言うくらい、自分の浮気は棚に上げたい事なのです
そういう意味では、男は相手のウィークポイントを突く事が本能として備わって
います
会社でも何でも、男の周りは競争社会であるがゆえ、攻撃は最大の防御なのです
妻に対しても攻撃するのは、浮気自体が夫婦間で一番隠したい事ですから不思議
ではないのです
その夫の心理を読めば、自分を責めるのは冷静になって反省すべき範囲を決める
事です
夫の言葉が耳に残り、必要以上に自分を下げて何もいい事はないのです
多くの夫は、妻を褒めると調子に乗る、という感覚が常にありますので、何でも
辛めに表現します
浮気を責められないようにするには、その辛口を極限にまで上げるのです
そういう夫の心理をしっかりと心にとどめて、自分自身を持つことが大事なのです
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