夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃夫婦について悩む相談者に接していますが、夫の不倫が発覚すると
自分だけでなく、子供の事もないがしろになるわけです
その家族を放置して、ブス女と不倫旅行に行く実態にカウンセリングを
受けてこの馬鹿二人に、しっかりと妻の怒りをぶつけます
それは、不憫な思いをする子供さんの分も背負って戦ったのです
(相談者には掲載の承諾をいただいています)
その後編になります
前編はこちら↓
不倫旅行で家族を放置する夫とアゴで使うブス女に怒りをぶつける妻【前編】
そこには、今まで苦しんできた思いや子供が犠牲にな
っている事を、しっかりとぶつけなければという自分
がいます
夫のアホさは嫌というほどわかってきましたが、ブス
女の対決がまず先です
そもそも、このブス女は職場が同じで既婚とわかって
いるわけです
しかも子供がいる事もわかっていて、わざと夏休みに
もこうして、一泊旅行に連れ出すふてぶてしさです
夫も家族を顧みずに、ブス女についていく情けないオ
ッサンです
この状況で、すべきは自分の納得を追う事だけです
子供さんも、夏休みは父親が仕事で忙しいという事だ
けではもう違和感しかないわけです
Ｊさんが一緒にどこかに連れて行っても、父親の事は
あまり気にしない様子です
しかし、これがいい事ではないのはＪさんも重々承知
です
全ての事を打破するのは、自分の行動しかないという
信念です
相談者の仲間も、いろいろと毎日ラインで励ましを送
ってくれ、そこから多くのパワーをもらっています
他の相談者の話を聞いても、自分に降りかかっている
不倫は一番ひどいわけでも何でもない、もっと苦しい
人はたくさんいるし、それを乗り越えている人もたく
さんいる事を知ります
そこには自分がやらなければ、励ましてもらっている
方にも、申し訳ないという思いです
そして、Ｊさんがいよいよ動こうという時が来ます
Ｊさんは、夫とブス女の関係を知ってからここまで自
分の頭の中を整理しています
夫はそもそも優しくて自分の事を大事にして、子供の
事も面倒を見てくれている父親でした
しかし、ある時から家族に距離をとるようになってそ
の原因を調べると、いかずごけのブス女の姿があった
わけです
会社でもいい歳こいて、なかなか嫁にいけないお局状
態の女のはずです
このブス女に夫もいいように転がされて、大事な家族
をないがしろにしているのです
夫も内心
‘憎まれながら死ぬんだな‘
と感じているのです
そこには、アホなブス女の言いなりで動く情けなくも
小さい中年の男がいるのです
はっきり言って、本当に恥ずかしい事しかできない男
です
それをただただ家では威嚇して、キレて大きく見せて
いるのです
その夫に今までは、おとなしくしていた自分が本当に
悔しい思いが今はあるのです
‘この男は本当に小さな男、自分を大きく
見せる事しか考えていないだけの精神年
齢の低い男‘
という見方が出てきたのです
そして、いよいよブス女との対決の日が来ます
よくよく下見にも行って、自分でもどういう自分でい
るかを、イメージします
そこに、いつもついているのはお子さんです
このお子さんのためなら、何でもできるという自分が
いる事をはっきりと感じます
Ｊさんは、多く仲間に励まされて自分の納得をするた
め、ブス女との対決をする事を決意しました
夫の事は放っておいて、とにかくブス女に専念です
どうしても、今まで夫の事に気を取られてしまってい
た自分がいました
しかし、ちょうど数日前に些細な事でまた夫が逆ギレ
をして、あきれる態度をとっていました
その様子にＪさんも自分の中でさらにやる気が起こっ
たわけです
‘このまま言いなりになるわけにはいかない‘
というサインが自分で出ます
そして、その3日後にブス女との対決を決めます
子供にはこの状況を話して、自分が後ろめたい気持ち
が出ないようにします
子供も自分の気持ちを、よくわかってくれている事を
確認して、その日を迎えます
夫とは冷戦状態のままで、
‘早く会社に行けこのバカ‘
という思いです
ブス女は少し遅い出勤というのはわかっていましたの
で、夫が出た頃にブス女はまだ自宅にはいるはずです
そしてその最寄りまで移動して、見れば見るほどブス
で恥ずかしい顔の女が出てきます
その顔を見て、俄然やる気が起こります
そのブス女に、声をかけるＪさんです
街中だろうが何だろうが関係ない、このブスを叩き潰
すという思いです
Ｊさんは、ようやくブス女との対決を果たします
ブス女はＪさんに声をかけられて、心のどこかでいつ
かはこういう場面が来ると思っていました
しかし、現物を見ると本当におばさんでブス顔をして
いるのがよくわかります
‘よくこんな女とできるよな、あの男は
本当に雑食だわ‘
という思いが出てきます
そして、このブス女に
‘あんたのやっている事で話がある‘
というと、
‘関係ない、会社に行かなければいけない‘
とうそぶくドブスです
‘会社に電話して休ませてと言えばいいでしょう‘
‘会社用の携帯は家に置いてきた‘
と、あくまでもうそをついて夫に助けを入れようと考
える浅はかさです
そして、そういっているうちにブスが自分の携帯から
夫にかけます
そして電話の向こうで変われと言っているようです
ブスの携帯を取って一言
‘お前に用事はない‘
と切ります
これも夫のアホさに、屈しないという自分の意思表示
です
そしてブス女との話を続けますが、このブス女は手負
いの熊というか、窮鼠猫を噛むというか本当に煮ても
焼いても食えないいかずゴケの中年女です
‘あなたが優しくなかったのがいけないん
でしょう‘
‘妻らしい事していないんでしょう‘
とＪさんに悪態をつきまくります
そのブス女の言葉にＪさんも
‘あんたにそんなことを言われる筋合いは
ない、あんたの親や職場に行ってくるけど‘
と言うと、弱い自分を見せたくないブス女はすぐに
‘行けばいいじゃない‘
と手を震わせて反抗してきます
Ｊさんは、ブス女との対決でこのバカ女が言うまさに
‘腐った人間‘
の言葉にさらに火が点きます
‘この女と夫は本当にお似合いだわ‘
という感情が、次々とこみ上げてきます
そしてその中で夫の事はどうでもいい、とにかくこの
ブス女には謝罪も慰謝料もしっかりとけじめをつけさ
せたいという思いだけです
しかし、このブス女は自分が悪いと認めるなんていう
考えは皆無です
私がＪさんに会う前に伝えた
‘この女は不倫は初めてではない‘
という事を理解した自分がいます
それ位、この追い詰められた状況でも自分から謝罪す
る何てみじんもないわけで、Ｊさんもこの女の態度は
想定内です
そしてすぐにこのブス女は放って、あらかじめわかっ
ている女の実家に行きます
朝の対決から約3時間後には、ブス女の実家に到着し
ているＪさんです
それ位、この対決には自分の納得を作るつもりで行動
しています
そしてブス女の実家には、たまたま両親が在宅でした
つい数時間前のやり取りの様子を、なるべく冷静に話
すつもりで挨拶をします
もちろん、女の親は何事かと思いながらＪさんの訪問
を受けます
そして、しっかりとした口調で自分の素性や夫の事に
加え、そもそもここに来たいきさつの話から始めてい
きます
ブス女の親は、どんな親かはあってみなければわから
ないのはわかっていますが、会わずにはいられないＪ
さんです
Ｊさんは、ブス女の親に会って今までの話をします
もちろん、女の親は知る由もありません
会って話をしているうちに、女の親は女ほど常識から
逸脱しているような、感じではありません
しかし、Ｊさんの話を聞いている中でどうしても
‘娘可愛さ‘
が顔をのぞかせます
しかし、そういう時にこそＪさんも被害者はお宅の娘
は、なく私と私の子供という事を言います
その中で、親はＪさんの夫の事ももちろん非難します
しかし、それも
‘既婚とわかってやっている、そういう事は
離婚している男と交際するのが常識‘
と言い返します
そして、そのブス女の親とは約3時間ほど話してから
また戻ります
そのあとすぐに電話をもらいます
‘ブス女の親に会ってきました、本当に会って
おいて良かったです、言いたい事は言ってき
ました、本当に女のバカさがさらにわかりま
した‘
と、電話の向こうで力強く話します
そのＪさんの声に私も
‘つい先月カウンセリングに来た時には全然
想像できない位に強い自分になっているの
がわかりますか‘
と言います
‘はい、私もいろいろと女に会ったり親に会
って本当にこのバカな夫の事を客観的に見
れるようになりました‘
と返ってきます
Ｊさんは、ブス女親子に一日で会ってきました
もちろん、心身ともにくたくたです
しかし、心の中では子供に説明できる自分を作ってい
るという実感があります
それに反して、アホな夫は一回女との対決をした後で
電話で少し話したきりです
本当にチキンで情けない小さな男です
そして、Ｊさんはその少し家を空けてしばらくして戻
ります
すると、夜逃げのように夫は服を持ち出してもぬけの
からです
しかも、家の権利書を持ち出して本当に醜い姿です
ブス女に
‘弱気でどうするの‘
吐血をたたかれている姿が、目に浮かびます
そして、Ｊさんも夫には断固として戦う姿勢を見せる
のです
ご両親や親せきにもしっかりと実情を話して、自分が
納得するまで戦います
そして、職場やお子さんの塾にもチキンの不倫を説明
して、今起こっている事で不都合や不信感を持たれな
いようにします
これも外見だけ取り繕うバカ二人の事を、白日の下に
さらす覚悟があるからです
Ｊさんは、チキンは家を出て行って子供さんとまた平
和な暮らしを始めつつあります
しかし、このままでは中途半端です
もちろん、ブス女も夫も許さないという一心です
ご両親や親せき、職場や子供さんの塾でもこの実態を
話し後は何も怖いものはないのです
‘私が私らしくしているだけ‘
という気持ちでいっぱいです
そしてあとやっていない事というか、やらなければい
けない事は夫とブス女の職場にこの実態を言いに行く
という事です
それがこのバカ二人にも、一番堪えるはずです
その前に私と何を言うのかを、シミレーションします
話をしているうちに、どんどんＪさんの心の中にある
ものが整理されていきます
そして、Ｊさんもここ数日の戦いに気が張っている自
分がいますから、かなり疲労がたまっています
しかし、ここで手を緩めるわけにはいかないと気力を
振り絞り、夫のブス女の会社に行く事にします
この中で、揺るぎない自分を持って臨む自分がいます
そこには、お子さんに絶対に間違った事をしている父
親と、その父親と同罪でバカなブス女をこのまま放置
しないという、母親としての信念があるのです
そして、自分で決めた日に会社に行きます
まずは、ブス女がいればとっ捕まえて先日の話の続き
をするつもりです
‘この前の続きだけど、あんたの親から聞いた
でしょう、本当にどの面下げて親に話をする
つもりなの‘
とでも言う自分がいます
しかし、この時にブス女はたまたまなのか不在です
そういう時には、次に夫とブス女の上司に会って事の
顛末を全て話すつもりでした
Ｊさんは、夫とブス女の会社に足を運んで、このバカ
二人が
どれだけ会社やお客に迷惑をかけているのかという事
を話しに行きます
ちろん、その前に私といろいろとシミレーションをし
ていますので、会社というところがどういうものか、
何を言うべきなのかという事をしっかりと外さないよ
うにします
やもすると、会社に個人的な不始末について揚力をお
願いするだけに行く事になるわけです
会社というところは、そういう事を聞いてくれる組織
ではないのです
そのために、Ｊさんが少し頭の中になかった言葉や思
考を入れて臨んでもらったのです
そしてブス女は不在という事もわかり、会社の夫の上
司に訪問します
もちろん、夫の上司もいきなりＪさんのの訪問にビッ
クリします
そこで聞いてみると、夫は特段の理由もなく一週間も
休みを取っている事がわかります
多分、Ｊさんがあの勢いであれば会社に来るのも時間
の問題とブス女と話し、しばらくは会社にいない方が
いいとでも思ったのでしょう
本当にチキンこの上ない、非常識な夫です
会社にただでさえ迷惑をかけているのに、本当に情け
ない限りです
Ｊさんも、改めてこんなバカの言いなりになっていた
と思うと本当に腹も立ちます
そして、自分で考えてきた事を話します
Ｊさんは、夫とブス女の会社に訪問して、夫の上司に
会います
その話の主旨としては、会社に迷惑をかけている実態
があるこのアホな夫を、会社の規定に沿って罰して欲
しいという事です
もちろん、Ｊさん自身も夫が会社で不利になるのが必
ずしも良いとは思いません
しかし、考えてみるとこのまま自分が黙っていると多
くの社員に知られているであろう不倫の実態を、放置
すれば、会社の損失が日々続くわけです
士気も下がれば、仕事の指示も受け付けない人が出て
くる事もありますし、客先にも知れて売り上げにも影
響が出る話でもあるのです
それを一番わかっている自分が、黙っているのはあり
得ないという思いで臨みます
そのＪさんの突然の訪問を受けた夫の上司も、神妙な
面持ちで聞きます
もちろん、初めて聞くという内容です
しかし、夫の会社を悪用したウソの出張やブス女の対
決時の悪態やブス女の実家での親との話から、会社に
迷惑がかかっている、そしてその先には何より子供に
大きな影響が出ている事を話します
その上司も、Ｊさんの話をしっかりと聞いてくれます
そして、話を全部聞き終えて個人的な見解も加えてく
れます
‘とにかくお子さんの事が一番大事ですので、
大事にしてあげて下さい、対応については
会社の中で協議してご連絡しますので‘
と、Ｊさんの話を会社として聞いて答えると約束して
くれます
その言葉に、Ｊさんも止めどもなく涙が出てきます
その時に、このチキンとブス女がどれだけの人に迷惑
をかけているのかと言いう事を改めて感じます
その会社の対応や雲隠れしているチキンに、Ｊさんも
まだまだ気は抜けません
しかし、自分が動けば苦しい事も好転する事を肌で感
じ、かつての弱い自分を拭い去っているのです
目次
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