公開日 2015年1月7日 最終更新日 2021年3月3日
夫婦カウンセラー木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますと、夫の事はどうしても
自分の中では
‘いい人‘
‘優しい人‘
‘真面目な人‘
というイメージが強くあります
それは、出会って結婚にまで踏み切った時の判断ですから、当然といえば当然です
しかし、少なくともお互いを幼少期からしるわけではなく生まれて何十年も経過して
から出会った以降のイメージでしかありません
それでは、そのイメージが見当違いなのかというわけではなく、夫の一部と考える
べきです
現に浮気して、妻や子供、両親、親戚、知人などにも迷惑や心配をかけているのは
事実です
いい、優しい、真面目なだけの人がするはずないのですから
‘浮気心も混在して持っている人間‘
と思うのが自然です
そこでいつまでも、
‘うちの夫が信じられない、まさか、どうして‘
と言っている人は、ハッキリ言って自分の人生を棒に振る事になるのです
人間生きていく中で、イメージや思いを裏切られる事など山ほどあります
政治家だって、芸能人だって、著名人だって、イメージ命ですから、それが損なわれる
と致命的だという事は誰でも知っています
その中で、自分の夫がその対象に入っていなかっただけです
夫だって、恋人になりたいと思った時に自分を良く見せたい
会社でもいい人でいたい気持ちは強くありますが、その部分だけで、人生を通せない
のです
わかりやすく言えば、自分でもそう思う部分があるはずです
よく見せたい、いい人でいたい中で、我慢している事や隠している事を一つや二つある
のは普通です
それを、夫は浮気という人間臭い事を隠していたわけです
驚くというよりも、弱さを感じるべき現象なのです
弱さと捉える事ができなければ、妻としては失格なのです
なぜなら、周りに多くの心配をかけている事を見過ごしているわけです
そこに、しっかりと
‘あなたは弱い人間、欲にズルズル引っ張られても周りにはいい顔をしたい情けない人間‘
と心に刻んで、その共犯者の女に対してまずは妻の人生をかけているケジメをつけるのです
その次に、その弱い夫に
‘あなたの弱さは全て見抜いている‘
という自分をぶつけるのです
そこに初めて、
‘看取る覚悟で夫婦になった自分‘
を確認できるのです
関連記事
浮気した夫を‘最も愛して、最も憎んでいる人‘と自覚した相談者の表情は力強く晴れ晴れとしている
コメントを残す