不倫は〔夫〕と〔過去〕にばかりとらわれていた自分を開放する転機

夫の不倫から解放される自分

公開日 2018年6月4日 最終更新日 2021年10月24日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、私は相談者に

 

『あなたにとって今大事な事は何ですか』

 

という事をカウンセリングで問いかけるわけです

 

夫とまた仲のいい夫婦に戻れる事を目指す相談者

 

 

その答えは

 

  • 『夫とまた仲のいい夫婦に戻れる事です』
  • 『二人で理解しあってゼロから作りあげる事です』
  • 『昔のような不倫のなかった時のような状態が理想です』

 

というように、登場人物は

 

`夫と自分`

 

で、目指すイメージは

 

`昔の自分たち`

 

という感覚です

 

その相談者の思っている事は、よくわかります

 

しかし、ここで考えるべき事があるのです

 

できる事と真逆の事をしようとしている自分

 

 

それは、

 

『できる事と真逆の事をしようとしている自分に、気付かなければいけない』

 

という事です

 

どういう事かと言えば、人間自分ができる事は

 

`自分の事とこれからの事`

 

です

 

夫の気持ちを変えるとか過去に戻るなんてできるわけはない

 

 

 

決して夫の気持ちを変えるとか、過去に戻るなんてできるわけはない事です

 

 

しかし、夫と仲良くしたい、昔の夫婦のようになりたいとまさしく不可能な事を
並べている自分がいるのです

 

それを頭の中でいつも考えているから苦しいのです

 

夫は自分とは違う人間で、その夫の思考や行動をコントロールするなんてできる
わけはありません

 

しかも、昔のような夫婦にイメージがある自分はこれからの夫婦に目が向かない
のです

 

あなたができる事の対象を夫から自分に変えるのですよ

 

 

その相談者の頭の中を矯正するのがカウンセリングです

 

  • 『あなたができる事の対象を夫から自分に変えるのですよ』
  • 『過去ではなくこれからの夫婦をあなたが主体的に作るのですよ』

 

という言葉を出すと、自自分ができない事をしようとしていた状態を少しずつ
理解するのです

 

できる事とできない事を真逆にしている事に気付く

 

殆どの相談者はそういう整理はした事がないわけです

 

ダメなものはダメという倫理観や道徳観や正義感を元に行動する

 

 

しかし、現実に起こっている事に客観的な思考を失っているうちはできない事
ばかりを追い求めてしまうのです

 

その状態からできる事にカウンセリングで集中してもらうわけです

 

自分でできる事とは夫を変えるのではなく、夫とブス女の不倫に対して

 

‘ダメなものはダメ‘

 

という倫理観や道徳観や正義感を元に行動する事です

 

過去の夫婦をイメージせずに自分で夫婦を作る

 

 

これからの事というのは、過去の夫婦をイメージせずに自分で夫婦を作るという
事です

 

夫はついてこさせる位の気概を持つのです

 

そこから自分に可能性を見出すと、自然とエネルギーが出てくるのです

 

それを私の相談者が証明しているのです

 

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。