公開日 2018年6月8日 最終更新日 2021年2月9日
https://youtu.be/9K0tS0klVJ8
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、私にはカウンセリングは
相談者の悩みを聞いてあげるだけの場ではありません
聞くのは当然であって、その悩みをいかに具体的に対処していくかを実現する作戦会議
の場です
よく
‘カウンセリングは傾聴‘
という事を耳にします
とにかくアドバイスをしてはいけないというカウンセラーもいるはずです
そういう方の考えでも
『聞いてもらってスッキリした』
という事でいいという相談者もいるはずです
しかし、それだけでは意味がないという方も数多くいます
私の感覚では後者の方が殆どです
そういう相談者にとっては、聞いてくれるカウンセラーは山ほどいても
`どういう事をすべきか`
を教えてくれるカウンセラーがいなければ意味がないわけです
その相談者の心境をカウンセラーが理解していなければ、世の中で悩んでいる方は増える
一方です
そこには、相談者と心底真剣に火の中をくぐる覚悟がカウンセラーに必要です
この場面で
『私ならばこれをする』
と、相談者の立場を自分に置き換えて考えなければ、相談者は
『このカウンセラーは他人事なんだ』
と見抜かれてしまうのです
それ位、相談者は
`自分は何をすべきか`
という答えを暗中模索しています
そこにただ聞いているだけで
『自分がどうしたいのかです』
と、身も蓋もない事を言っているカウンセラーは、相談者にとってはただの傍観者にしか
映らないのです
相談者が
『そこまでやらなければいけないのか』
という思いを持つ位のカウンセラーの気迫をみせなければ、相談者はその恐怖や不安を払拭
できないのです
『地獄までついていくから一緒に頑張ろう』
という位の覚悟がカウンセラーに必要なのです
そこから相談者は自分の甘さや弱さから脱却しようという自分を作るのです
自分が相談者の立場に立てば、
『これをやらなければ納得なんてない』
と常に考えていなければ、相談者の必要なアドバイスは出てこないのです
逆に言えば、そこまで言えば相談者は
『私はこれをやらないで避けていたんだ』
『自分の事を自分がやらなくてどうするの』
『私は納得する行動が必要なんだ』
という事を、アドバイスを通して覚悟を決めるのです
その相談者の表情は、それまでとは打って変わって自分の持てる力を全部出すという表情に
満ちているのです
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