〔不倫脳夫の内輪で生きる自分〕は〔狭く濁った金魚鉢で泳ぐ金魚〕と同じ

金魚鉢のように狭い世界

公開日 2019年2月24日 最終更新日 2021年8月25日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者とのキャッチボール
は非常に重要な事ですが、その言葉のやり取りはいろいろな要素を含めて初めて成立する
事です

 

相談者は

 

  • 『夫婦はどうすればいいのだろうか』
  • 『夫はどういう気持ちでいるのか』
  • 『他にこんなに苦しんでいる人はいるのか』

 

という疑問を持ってきます

 

夫の不倫は今までの自分の範囲の中で起こっている

 

 

それはあくまでも

 

`今までの自分`

 

という範囲で起こっている疑問です

 

その疑問を解消するには。自分の頭にある範囲を飛躍的に拡げなければいけない

 

しかし、相談者は

 

『私はある程度夫の事はわかっている』

 

という意識が必ずあります

 

夫の事はわかっているという罠

 

 

それはそれで間違いではありませんが、結婚すれば夫も自分も日々変化するのです

 

しかし、毎日見ているからその変化に気付かない

 

その気付いていない自分を変えなければいけない

 

もっと言えば、見ていてもわからないのです

 

なぜなら、夫は変わらないという思い込みを自分の中で持っているからです

 

夫は変わらないという思い込みは自分の頭の中で起こっている事

 

 

その自分の視野や常識が拡がるわけがないのです

 

自分の頭を固定化している要因は自分にあるわけですが、そこに気付かないのです

 

私から見れば、相談者が夫の内輪で作った金魚鉢の中で一生懸命泳いでいるのです

 

しかし、所詮金魚鉢ですから狭くて同じルートでしか泳げない

 

夫婦という金魚鉢の中の視界ではよくわからない

 

 

何も起こらない時にはいいですが、何か起こった時にはその泳いでいる範囲の視界や
行動しか頭にありませんから、金魚鉢の外で起きている事に対応する術がないのです

 

しかし、よく考えて見ればその金魚鉢に入り込んだのも自分です

 

  • 『夫が言う事には従っておこう』
  • 『私は夫の言うとおりにしておけばいい』
  • 『夫が守ってくれる、それを待っていればいい』

 

という自分を作っているのです

 

自分は何をやっていたのだろうかに気付く時

 

 

その自分の人生を自分で行動や思考のエリアを狭めている事に、

 

『私は何をやっていたのだろうか』

 

という呆れる自分がいるのです

 

そして、そこから

 

『夫婦を進めるには自分の思いや考えを元にする』

 

という思いが誰にでも出てくるのです

 

自分の中で夫婦を勘違いしている事に気付くのです

 

夫が進めてくれていると思っていた夫婦を、自分の手で動かす感覚を作るのです

 

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。