公開日 2024年12月8日 最終更新日 2024年12月8日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃夫婦について悩む相談者に接していますが、最近では、熟年離婚も増えて
います。
熟年不倫は、人生の後半における大きな岐路となり、多大なリスクを伴います。
満たされない感情や刺激を求める気持ちから始まるかもしれませんが、その先に
待ち受けているのは、経済的損失、夫婦関係の崩壊だけでなく、深い心の傷も
そうです
熟年不倫の実態やその背景にある社会的な要因や、不倫に至る心理面について
解説詳しくします。
配偶者への影響、財産分与、慰謝料といった具体的な法的リスクから発覚後の
対応、心のケア、再出発のための方法まで、網羅的に解説することで、熟年不倫
という問題に直面する方、あるいはその兆候を感じている方にとって大事なお話
をします。
熟年不倫は決して他人事ではありません。
自分自身や大切な人を守るための知識と、問題解決への糸口を見つけて、冷静な
判断と適切な行動をとっていく事で、状況が変わっていきます。
Table of Contents
1. 熟年不倫のリスクと影響
熟年不倫は、人生の後半において大きなリスクと影響をもたらす可能性が大きく
あります。
一時的な感情の揺らぎや刺激を求める行動が、取り返しのつかない事態を招くこと
も少なくありません。
熟年期における不倫は、若年層の不倫とは異なる特有の事情やリスクが存在し、
関係者の人生に深刻な影を落とす可能性があります。
その、熟年不倫がもたらす様々なリスクと影響について、詳しく解説します。
1.1 熟年不倫がもたらす心理的ストレス
不倫という秘密を抱える生活は、精神的に大きな負担となります。
罪悪感、不安、緊張、孤独感など、様々なネガティブな感情に苛まれ、心身ともに
疲弊していく可能性があります。
特に熟年期は、体力や気力の衰えも伴うため、心理的ストレスの影響を受けやすく、
うつ病などの精神疾患のリスクも高まります。
また、不倫相手との関係が破綻した場合の喪失感や絶望感も深く、立ち直るまでに
長い時間を要するケースも少なくありません。
1.2 配偶者との夫婦関係への影響
熟年不倫は、長年連れ添った配偶者との信頼関係を根本から破壊する行為です。
発覚した場合、配偶者は深い悲しみ、怒り、裏切りを感じ夫婦関係は修復不可能
なまでに悪化する可能性があります。
離婚に至るケースも非常に多く、長年築き上げてきた家庭生活が崩壊するだけで
なく、子供や親族にも大きな精神的ダメージを与えることになります。
たとえ離婚に至らなくても、夫婦間の不信感は残り続け、以前のような良好な関係
を取り戻すことは非常に困難です。
1.3 もたらされる経済的リスクとトラブル
熟年不倫は、経済的なリスクやトラブルを招く可能性も高いです。
不倫相手に金銭を費やすことで家計が圧迫されるだけでなく、離婚に至った場合
には高額な慰謝料を請求される可能性があります。
また、財産分与においても不利な立場に置かれることが多く、老後の生活設計に
大きな影響を与える可能性があります。さらに、不倫相手が金銭目的で近づいて
きた場合、詐欺や恐喝などの犯罪に巻き込まれるリスクも存在します。
1.3.1 慰謝料請求
配偶者から慰謝料を請求される可能性が高いです。慰謝料の金額は、不倫の期間、
不倫相手の経済状況、夫婦関係の破綻状況など様々な要因を考慮して決定されます
が、数百万円から数千万円に及ぶケースも少なくありません。慰謝料の支払いは、
退職後の生活資金に大きな影響を与える可能性があります。
1.3.2 財産分与
離婚する場合、夫婦で築き上げた財産を分ける必要があります。不倫をした側は、
財産分与において不利な立場に置かれる可能性が高く、想定していたよりも少ない
財産しか受け取れない可能性があります。
特に、住宅ローンが残っている場合は、住居を失うリスクも考慮しておかなければ
なりません。
1.3.3 その他の経済的リスク
項目 | 内容 |
---|---|
不倫相手への支出 | プレゼント、旅行、飲食代など、不倫相手に金銭を費やすことで家計が圧迫される可能性があります。 |
探偵費用 | 不倫の証拠を集めるために探偵を雇う場合、高額な費用が発生します。 |
弁護士費用 | 離婚や慰謝料請求に関する手続きを弁護士に依頼する場合、弁護士費用が発生します。 |
これらの経済的リスクは、老後の生活を不安定なものにする可能性があります。
熟年不倫のこれらのリスクを十分に理解し、慎重に行動することが重要です。
2. 熟年不倫の増加の背景
近年、熟年不倫が増加傾向にあると言われています。
この背景には、社会構造の変化や価値観の多様化、インターネットやSNSの普及
など、様々な要因が複雑に絡み合っています。ここでは、熟年不倫の増加を促す
背景を解説します。
2.1 世代間の価値観の変化
かつては「定年後は夫婦でゆっくりと過ごす」という価値観が一般的でしたが、現代
では「第二の人生を自分らしく謳歌したい」という考え方が広まりつつあります。
特に、経済的に自立した女性が増えたことで、配偶者への依存度が低下し、自分の
意思で行動する傾向が強まっています。
また、長寿化が進み、健康寿命も延びたことで、アクティブなシニア世代が増加し、
新たな出会いを求める機運が高まっていることも背景の一つと考えられます。
2.2 SNSとインターネットの影響
インターネットやSNSの普及は、人々のコミュニケーションの形を大きく変え
ました。
気軽に旧友や昔の恋人などと連絡を取り合えるようになったことで、再会を
きっかけに不倫関係に発展するケースも少なくありません。
また、マッチングアプリや出会い系サイトの利用も増加しており、匿名性が高い
オンライン上での出会いが不倫の温床となっている現状も無視できません。
SNS上での何気ないやり取りが、リアルでの密会につながるケースも増えており、
注意が必要です。
情報へのアクセスが容易になったことで、不倫に関する情報も簡単に入手できる
ようになり、不倫に対する抵抗感が薄れている可能性も指摘されています。
2.3 生活のマンネリ化が招く浮気
長年連れ添った夫婦関係において、生活のマンネリ化は大きな問題です。会話が減り、
互いの気持ちや考えを共有する機会が少なくなると、夫婦間の溝が深まり、孤独感や
不満を抱える人が増えます。このような状況下では、家庭外に刺激や安らぎを求める
ようになり、不倫に走る可能性が高まります。特に、
子育てが一段落した熟年夫婦は、夫婦二人きりになる時間が増えることで、マンネリ化
を強く感じる傾向があります。
また、定年退職を機に、生活リズムの変化によって、夫婦間のすれ違いが生じ、不倫
につながるケースも少なくありません。
マンネリ化が原因で、不倫に発展する要因をまとめました。
要因 | 詳細 |
---|---|
コミュニケーション不足 | 会話の減少、気持ちのすれ違い |
スキンシップの減少 | 身体的な接触の不足、愛情表現の不足 |
共通の趣味や話題の減少 | 一緒に楽しめることが少なくなる |
生活リズムの違い | 一緒に過ごす時間が減る、生活スタイルの不一致 |
役割の変化への適応不足 | 子育て終了後、定年退職後など |
これらの要因が複雑に絡み合い、熟年不倫の増加につながっています。
3. 熟年不倫の主な理由
熟年不倫には、様々な理由が複雑に絡み合っています。
ここでは、主な理由をいくつか掘り下げてご説明します。
3.1 満たされない恋愛感情
長年連れ添った夫婦間では、恋愛感情が薄れ、愛情表現も希薄になりがちです。
特に女性は、更年期を迎えることで、精神不安になりやすく愛情不足を感じやすく
なる事もあります。
夫からの愛情表現が不足していると、寂しさや孤独感を抱え、他の男性に心の拠り
所を求めてしまうケースもあります。
また、夫への不満や諦めから、別の男性に理想の伴侶像を重ねてしまうこともあり、
満たされない恋愛感情が、熟年不倫に走る大きな要因にもなります。
3.1.1 愛情不足
長年の結婚生活で、夫婦間の会話が減り、スキンシップも少なくなると、愛情不足を
感じやすくなります。特に、夫が仕事に忙しく、家庭を顧みない場合、妻は孤独感を
募らせ、他の男性に愛情を求めてしまう可能性があります。
3.1.2 承認欲求
年齢を重ねるにつれて、女性は若さや美しさに自信を失いがちです。そんな時、
他の男性から褒められたり、大切に扱われたりすることで、承認欲求が満たされ、
自己肯定感を取り戻すことができます。
この承認欲求が、熟年不倫に走る動機となることもあります。
3.2 夫婦間のコミュニケーション不足
長年の結婚生活の中で、会話が減り、お互いの気持ちや考えを共有する機会が少なく
なってしまう夫婦は少なくありません。
特に、定年退職後、夫が家にいる時間が増えると、今まで見えていなかった夫婦間の
問題が表面化し、コミュニケーション不足に拍車がかかるケースもあります。
3.2.1 会話の減少
毎日顔を合わせていても、形式的な会話だけで、深い話をしなくなってしまうと、
お互いの気持ちが分からなくなり、すれ違いが生じやすくなります。このような
状態が続くと、夫婦関係は冷え込み、心の距離が広がってしまいます。
3.2.2 価値観の相違
結婚当初は気にならなかった価値観の違いも、年齢を重ねるにつれて、大きな問題
となることがあります。例えば、子育てやお金の使い方、趣味などに対する考え方
が異なると、衝突が増え、関係が悪化してしまう可能性があります。
3.3 新たな刺激を求める欲求
長年同じパートナーと生活していると、刺激のない毎日にマンネリを感じてしまう
ことがあります。
特に、子育てが一段落し、自分の時間を持てるようになると、新たな刺激や冒険を
求める気持ちが強くなることがあります。
3.3.1 マンネリからの脱却
毎日同じルーティンで生活していると、刺激がなくなり、退屈に感じてしまうこと
があります。そんな時、不倫という非日常的な行為は、刺激的で魅力的に映ること
があります。
3.3.2 自己実現欲求
これまで家庭のために尽くしてきた女性が、自分のために何かをしたい、自分の
人生を謳歌したいという思いから、不倫に走ってしまうケースもあります。
自己実現欲求を満たすための一つの手段として、不倫を選んでしまうのです。
理由 | 詳細 | |
---|---|---|
満たされない恋愛感情 | 長年の夫婦生活で愛情が冷め、寂しさや孤独感から不倫に走る。 | |
夫婦間のコミュニケーション不足 | 会話が減り、お互いの気持ちが分からなくなり、すれ違いが生じる。 | |
新たな刺激を求める欲求 | マンネリ化した生活から脱却し、刺激や冒険を求める。 |
4. 熟年不倫のリスク
熟年不倫は、人生の後半において大きな代償を伴う可能性があります。感情的な
苦痛だけでなく、経済的な損失、社会的な信用失墜など、様々なデメリットが存在
します。
熟年不倫を始める前に、これらのデメリットをしっかりと理解し、軽はずみな行動
を避けることが重要です。
4.1 離婚時の財産分与トラブル
熟年不倫が発覚した場合、離婚問題に発展してもおかしくありません。長年連れ
添った夫婦の場合、共有財産も多額になっていることが一般的です。
住宅ローンが残っている場合はさらに複雑になり、財産分与の交渉は難航し、多大
な時間と労力を要する可能性があります。
場合によっては、弁護士費用などの追加費用も発生します。また、退職金も財産
分与の対象となるため、老後の生活設計にも大きな影響を及ぼします。
4.1.1 退職金分割の割合
退職金は、婚姻期間中に形成された財産とみなされるため、財産分与の対象と
なります。
分割の割合は、夫婦の協力の度合いや婚姻期間に対応する割合が適用されるます。
例えば、婚姻期間が20年の場合、退職金の約半分が分割対象となります。
4.2 慰謝料請求の可能性
さらに配偶者から慰謝料を請求される可能性が非常に高いです。慰謝料の金額は、
不倫の期間、不倫相手との関係の深さ、配偶者が受けた精神的苦痛などを考慮して
決定されます。
熟年不倫の場合、長期間にわたる関係がある場合は、高額な慰謝料が請求される
可能性があります。
また、不倫相手も慰謝料請求の対象となります。そして、不倫相手が既婚者の場合、
その配偶者からも慰謝料を請求されるケースもあります。
請求者 | 請求相手 | 慰謝料の相場 |
---|---|---|
配偶者 | 不倫相手 | 100万円~250万円 |
配偶者 | 不倫をした配偶者 | 100万円~500万円 |
※慰謝料の相場は、裁判所の判例などを参考に算出されています。
4.3 夫婦関係の崩壊とその後の影響
熟年不倫は、夫婦関係の崩壊を招く大きな要因となります。長年築き上げてきた信頼
関係が崩れ、修復は非常に困難になります。離婚に至った場合、住居の変更や生活環境
の変化など、大きなストレスを抱えることになります。
特に、老後の生活設計が大きく狂い、経済的不安や孤独感に苛まれる可能性があります。
また、子供がいる場合は、子供への精神的な影響も懸念されます。親の不倫によって、
子供は心に深い傷を負い、親子関係が悪化する可能性があります。
さらに、熟年不倫は、社会的な信用を失墜させる可能性もあります。地域社会での立場
が悪くなり、友人や知人との関係が疎遠になる可能性も考えなければなりません。
特に、地域活動やボランティア活動など積極的に参加していた人にとっては、大きな
痛手となるでしょう。
5. 熟年不倫の発覚とその対応
熟年不倫は配偶者への裏切り行為であると同時に、一度発覚すると、本人だけでなく
家族全体に大きな精神的・経済的ダメージを与える可能性があります。
発覚の経緯は様々ですが、どんな形であれその後の対応を誤ると取り返しのつかない
事態になりかねません。冷静さを保ち、適切な行動をとることが重要です。
5.1 発覚後の心理的影響
不倫が発覚した直後は、関係者全員が激しい感情の渦に巻き込まれます。不倫をした
側は、罪悪感、恐怖、不安、焦燥感などに苛まれ、配偶者は、怒り、悲しみ、裏切り
によるショック、絶望感など、精神的に大きなダメージを受けます。
また、子供がいる場合は、両親の不倫によって家庭環境が激変し心に深い傷を負う
可能性があります。
不倫発覚は、関係者全員にとって非常に大きなストレスとなるため、それぞれの感情
に配慮した対応が必要です。
5.2 証拠収集の方法とその後の方向性カウンセリング
不倫が発覚した場合、今後の対応を検討するために、証拠の有無は非常に重要です。
証拠がないままでは、不倫の事実を認めなかったり、話し合いがスムーズに進まな
かったりする可能性があります。
不倫の証拠にはメールやLINEのやり取り、写真、動画、音声記録、ホテルの領収書、
目撃情報など様々なものがあります。
またどうしても探偵を雇う場合は、信頼できる業者を選ぶことが大切ですので、接触して
すぐに契約せず何社か見積もりを取るべきです。証拠を集めた後は、カウンセラーなど
に相談し、今後の対応についてアドバイスを受けることをお勧めします。
いずれにしても、冷静に状況を整理し、離婚、修復、別居など、どのような方向に進む
のかを慎重に検討する必要があります。
5.2.1 慰謝料請求
不倫によって精神的な苦痛を受けた場合、慰謝料を請求する権利が生じます。
その慰謝料の金額は、不倫の期間、不倫相手の経済状況、不倫によって受けた精神的
苦痛の程度、離婚をするしないなどによって異なります。
慰謝料請求については、実例を多く持っているカウンセラーに相談することをお勧め
します。
5.2.2 示談交渉
当事者間で話し合いを行い、解決を目指す方法です。示談が成立した場合、慰謝料の
金額や支払い方法、今後の関係性などについて合意書を作成します。
示談交渉は、カウンセラーに依頼することも可能で、当事者の気持ちや今後の状況を
読んだ様々な角度のアドバイスを聞くとと状況が進んでいきます。
5.2.3 調停
家庭裁判所に調停を申し立てる方法です。調停では、調停委員が当事者間の意見を
調整し、合意形成を目指します。調停で合意が成立した場合、調停調書が作成され、
法的拘束力を持つようになります。
慰謝料請求や、婚姻費用分担、離婚、夫婦関係調整などの調停があり、その目的に
よって、男女1名ずつの調停委員と当事者双方が、話し合いで進めていきます。
調停はあくまでも話し合いの場ですから、どうしても納得いかない場合には不成立
にしても構いません。
5.2.4 裁判
調停で合意が成立しなかった場合、裁判を起こすことができます。裁判では、裁判官
が証拠に基づいて判断を下します。
裁判は各都道府県の地方裁判所に申し立てする事になりますが、やはり、依頼すると
なると、高額な費用が掛かりますので、弁護士に依頼しせずやる本人訴訟で提起する
事もできます。
手続き | メリット | デメリット |
---|---|---|
示談交渉 | 費用が比較的安価、手続きが簡便 | 合意に至らない可能性がある |
調停 | 法的拘束力がある、裁判よりも費用が安価 | 合意に至らない可能性がある |
裁判 | 法的拘束力がある、最終的な解決が可能 | 費用が高額、時間がかかる |
5.3 問題解決のための話し合いの重要性
熟年不倫が発覚した後は、関係者間で冷静に話し合い、問題解決に向けて協力すること
が重要です。
感情的にならず、相手の立場や気持ちを理解しようと努めることが大切です。
話し合いが難しい場合は、カウンセラーの力を借りることも有効です。現状を整理し、
適切なアドバイスを提供してくれます。
また、必要に応じて、関係機関を紹介してくれることもあります。一人で抱え込まず、
周囲の協力を得ながら、問題解決に向けて進んでいくことが大切です。
6. 熟年不倫から立ち直るための方法
熟年不倫は、関係者全員に深い傷跡を残す可能性のある重大な問題です。一度関係が
破綻してしまうと、元の状態に戻すことは容易ではありません。しかし、適切な方法
で対処することで、この困難な状況から立ち直り、新たな人生を歩み始めることは
可能です。
ここでは、熟年不倫から立ち直るための具体的な方法を3つの観点から解説します。
6.1 心の整理と悩みの解消方法
不倫によって傷ついた心を癒すためには、時間と努力が必要です。まずは、自分の
感情を認め、受け入れることが重要です。怒り、悲しみ、後悔など、様々な感情が
湧き上がってきます。これらの感情を否定せず、じっくりと向き合うことで、心の
整理を進めることが非常に重要です。
具体的な方法として3つ挙げます。
記録をつける:自分の感情や考えを書き出すことで、頭の中を整理し、客観的に
状況を把握することができます。
信頼できる人に話を聞いてもらう:友人や家族、夫婦カウンセラーなどに話を聞いて
もらうことで、心の負担を軽減し、新たな視点を得ることができます。一人で抱え
込まず、誰かに話すことで気持ちが楽になることもあります。
納得する行動を起こす:今の状況で何をしたら、自分の納得が出るのか。こういう時
には他の事には目が行きませんので、上記の方に相談して納得する行動を起こす事です。
6.2 再婚や新たな恋愛へのステップ
熟年不倫を経験した後、再婚や新たな恋愛を考える人もいます。しかし、焦りは
禁物です。
まずは、過去の経験から学び、自分自身と向き合うことが大切です。本当に自分
が求めているパートナー像や、理想の恋愛関係についてじっくりと考えるべきです。
6.3 法律的手続きを踏まえた対策
熟年不倫が離婚に発展した場合、財産分与や慰謝料請求などの法律的な問題が発生
します。
これらの問題に適切に対処するためには、夫婦カウンセラーなどの専門家に相談
することが重要です。専門家のアドバイスを受けることで、自身にとって有利な
条件で離婚を進めることができます。
また、不倫相手への慰謝料請求も検討できます。不倫によって受けた精神的苦痛
に対して、慰謝料を請求することができます。
7. カウンセリングの重要性
熟年不倫は、夫婦関係の危機だけでなく、周辺の人の精神状態にも大きな影響を
及ぼします。
複雑な感情や状況に一人で向き合うことは困難であり、専門家のサポートが必要
となるケースが多くあります。カウンセリングは、問題解決への糸口を見つける
だけでなく、心の健康を取り戻すためにも重要な役割を果たします。
7.1 初回無料相談の利用
多くのカウンセリング機関では、初回無料相談を実施しています。相談内容や
カウンセラーとの相性などを確認できるため、気軽に利用してみましょう。
初回相談では、抱えている悩みや不安を打ち明け、カウンセリングを受けるか
どうか判断する貴重な機会となります。
具体的な相談内容や希望するカウンセリング方法などを事前に整理しておくと、
スムーズな相談につながります。
7.2 夫婦カウンセラーに相談するメリット
夫婦カウンセラーは、夫婦関係の専門家として、双方の視点から問題を分析し、
解決策を提案します。
熟年不倫によって生じた夫婦間の亀裂をどうするかは、客観的な視点と専門的な
知識を持つ夫婦カウンセラーのサポートが有効です。 夫婦カウンセリングでは、
コミュニケーションの問題、感情の行き違い、今後の関係性などについて話し合い、
より良い関係を築くための方法を探ります。
7.2.1 夫婦カウンセリングで期待できる効果
夫婦間のコミュニケーション改善: 互いの気持ちを理解し、建設的な話し合いが
できるようになる。
問題の根本原因の特定: 不倫に至った背景にある問題を明らかにし、再発防止に
繋げる。
感情の整理とコントロール: 怒り、悲しみ、不安などの感情を適切に処理し、冷静
な判断ができるようになる。
今後の関係性の構築: 夫婦関係の再構築、あるいは円満な離婚に向けて、具体的な
stepsを踏むことができる。
7.3 実際のケーススタディ
様々なケーススタディを通して、カウンセリングの効果や具体的な内容を理解する
ことは、自身の問題解決に役立ちます。他者の経験を知ることで、自分自身の状況
を客観的に捉え、適切な対応策を見つけるヒントを得られる可能性があります。
ケース | 問題点 | カウンセリングによる効果 |
---|---|---|
夫の不倫が発覚し、妻が精神的に不安定になったケース | 妻の精神的なダメージ、夫婦間の不信感 | カウンセリングを通して妻の心のケアを行い、夫婦間のコミュニケーションを改善することで、関係修復への道を模索。 |
妻の不倫が発覚し、夫が離婚を決意したケース | 離婚条件、子供への影響 | カウンセリングを通して、離婚条件に関する合意形成をサポートし、子供への影響を最小限に抑えるためのアドバイスを提供。 |
不倫関係を解消後、罪悪感に苦しむケース | 罪悪感、自責の念、今後の不安 | カウンセリングを通して感情の整理を行い、自己肯定感を取り戻すためのサポートを提供。 |
8. 熟年不倫に関するQ&A
夫婦カウンセラーの実体験に基づいたアドバイスは、具体的なイメージを持ちやすく、
共感を得やすいというメリットがあります。 しかし、個々の状況は異なるため、すべて
のアドバイスが自分に当てはまるとは限りません。
自分にとって最適な部分を取り入れ、解決策を見つけることが重要です。熟年不倫は、
人生における大きな岐路となる可能性がありますので、感情的にならず、冷静に状況を
判断して、行動を起こす事が大事です。
熟年不倫に関するよくある質問と回答、相談窓口、そして実体験を交えたアドバイスを
紹介します。
回答 | |
---|---|
熟年不倫の定義とは? | 明確な定義はありませんが、一般的には40代、50代、60代以降の既婚者が配偶者以外と恋愛関係を持つことを指します。中には70代の不倫も増えてきています。 |
熟年不倫は法律違反? | 不貞行為自体は法律違反ではありませんが、不倫相手が配偶者に慰謝料を請求される可能性があります。また、離婚原因となる可能性も高く、その場合は財産分与や養育費にも影響します。 |
熟年不倫の証拠とはどのようなものがありますか? | メール、LINEのやり取り、写真、動画、ホテルの領収書、目撃証言などが証拠となります。探偵に依頼して証拠を集める方法もあります。 |
熟年不倫が配偶者に発覚した場合、どうすれば良いですか? | まずは冷静に状況を把握し、今後の対応を検討することが重要です。夫婦カウンセラーに相談することも有効な手段です。 |
不倫相手に慰謝料を請求できますか? | 不倫によって精神的苦痛を受けた場合、不倫相手に慰謝料を請求することができます。請求額は、不倫の期間、不倫の程度、不倫相手の経済状況などを考慮して決定されます。 |
熟年不倫を解決するにはどうすれば良いですか? | 関係者全員で話し合い、解決策を見つけることが重要です。夫婦カウンセラーなどの専門家のサポートを受けることも有効です。 |
熟年不倫を繰り返さないためにはどうすれば良いですか? | 夫婦間のコミュニケーションを改善し、お互いのニーズを理解することが重要です。カウンセリングを受けることも有効な手段です。 |
熟年不倫で離婚した場合、財産分与はどうなりますか? | 財産分与は、夫婦が婚姻中に築いた財産を分けることです。不倫が原因で離婚した場合、不倫をした側に不利な財産分与となる可能性があります。 |
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