公開日 2013年9月12日 最終更新日 2021年1月9日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
浮気した夫に悩む相談者のお話を聞いて、歯がゆい時が少なからずあります
それは、夫に
‘浮気され‘
‘逆ギレされ‘
‘それでもまだ夫の言う事を信じて聞いている‘
と三拍子揃っている事です
‘夫は別れると言っています‘
‘夫はそこまでひどい人ではない‘
‘夫は私たち家族を捨てるまではない‘
という事を添えて、私に話しをします
そういう時に、私は
「夫を信じるのは勝手です、しかし、ではなぜ私にアドバイスをもらいに来て
いるのですか」
続けて
「夫の事が信じれない、真意はどこにあるのか聞きたいからではないですか」
と返します
そうすると
「そうです、男の人の気持ちが知りたくて来ました」
と大体の人は言います
自分が夫を信じている事を私に
「心配ないです、夫はそのうち戻ってきます」
と言ってもらいたい心理はどこかにはあります
しかし、夫を信じて何とかなっていれば、私のところにアドバイスを求めに
来るのか、ということです
夫の心の中は、はっきり言って妻が考えているほど
いいようには向きません
夫の事を見て、
‘心配いらない‘
‘絶対あなたの事を思っている‘
‘おとなしくしていれば戻ってくる‘
と言ってもらいたいならば、私に相談に来ない方がいい人は少なからずいます
私が状況を聞いて夫への見立てを聞くと
‘このカウンセラーはちっとも夫をわかっていない、そんなひどい人ではない‘
と思うはずです
そう思った人は、それでいいのです
そこから夫婦を頑張ればいい
私は、相談者の見方は見方で持てばいいと思いますが、客観的なアドバイスを
もらう意識があるかは、その人によります
しかし、どこかで私にいい方に言ってもらいたい人は、多分状況は好転しない
のです
なぜなら、私から見て夫は
‘なめている‘
言い方を換えれば
‘なめられる自分を作っている‘
のです
そういう相談者は、状況が悪化するとまた連絡が来ます
‘最初に言われた事が今わかりました もう夫の事を信用している場合では
ありません、自分が納得する事を決意しました‘
と
夫の事を信じたいのは、否定しませんし、そうすべきですが、
‘引っ張る女の存在を見たくない‘
‘私だけを大事にしてくれるはず‘
という過信は捨てるところからのスタートなのです
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