夫とブス女は犯人で妻は刑事という例え話にするのがカウンセリング

例え話がカウンセリング

公開日 2019年4月14日 最終更新日 2021年12月7日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、私が相談者の置かれた

 

現状を説明するのに、よく例え話をするのです

 

  • 『夫とあなたは新興宗教の教祖と信者のように、何でも言う事を聞いている
    のです』
  • 『夫の不倫はクスリの中毒患者と同じで、管理する人間が必要なのです』
  • 『夫とブス女は共犯者であなたが刑事なのですよ』
  • 『ブス女は昔同性からは相手にされず、独居老人に近づいて財産をかすめ
    取っていた
    木島佳苗のような存在だったはずですよ』

 

というように、世の中の組織や仕組みや人物に例えるのです

 

それは相談者の理解を大きくするからです

 

なぜ理解が深まるのかといえば、相談者は自分たち夫婦を世の中から隔離している
からです

 

  • 『こんな事をする夫はいないと思う』
  • 『私はおかしいのかもしれない、夫の方が正しいのかもしれない』
  • 『相手の女はもしかしてすごくいい女かも』

 

と、後から考えると本当に恥ずかしいほどの勘違いをしているのです

 

そこに一番わかってくるアプローチは、世の中の例え話です

 

そもそも女性というのは、物事を何かに例える事が好きです

 

洋服でアニマル柄をデザインするのも、キャラ弁当を作るのも、歌手の真似を
する
のも多くは女性です

 

要は自分だけでなイメージできない事でも、何かに例えるとわかりやすいのです

 

それをカウンセリングでも使うのです

 

相談者は相談者同士で交流するとそれが顕著になります

 

  • 『私の状況によく似ている方に話を聞いてみたい』
  • 『あの相談者と私は話しやすい、夫や家族構成も職業も似ている』

 

等の親密性を感じると、自分を捉えやすくなるからです

 

そこから置かれている状況は、世の中で珍しい事でも何でもない事を知るのです

 

それがわかると相談者も

 

  • 『私は自分の夫婦を特別視していた、全然周りの夫婦と変わらないんだ』
  • 『私の苦しみなんて大した事ない、周りのもっと大変な方を思えば恥ずかしい』

 

 

という、自分の現在位置を知るのです

 

例え話を相談者に聞いてもらう事が、カウンセリングの大きな役割でもあるのです

 

そこに客観的な判断ができる元があるのです

 

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。