夫の不倫を言えず孤独なのは〔犯罪を通報せず一人抱え込む〕から

夫の不倫を妻が一人抱え込まない

公開日 2019年6月23日 最終更新日 2021年8月12日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者の心理を読んで
いる中で、やはり一番必要な事はこれという事を確信します

 

しかも、それはほぼ相談者全員に共通している事です

 

孤独を抜ける術を持つ事が大事

 

 

それは何かと言えば

 

`孤独を抜ける術を持つ`

 

という事です

 

孤独は嫌だけどそれをやめるのも勇気がいるという状況

 

 

相談者は今の世の中の情報保護の風潮で人との接点を拒む心理があります

 

それは

 

  • 『こんな事を知られたら大変な事になるかもしれない』
  • 『こんな事を伝えたら白い目で見られるかもしれない』
  • 『何も言えない、言うのが怖い』

 

 

という、それこそ孤独は嫌だけどそれをやめるのも勇気がいるという状況になって
いるわけです

 

 

日本人は様々な自然災害の度に助け合ってきた国民

 

 

それは人間が社会で生活を過ごすのに、非常に障害がある心理状態です

 

本来、日本人は様々な自然災害の度に助け合ってきた国民です

 

それだけ世界的に見ても、狭い国土でなおかつ厳しく自然環境の中で人がひしめき
合いながら暮らしてきた歴史があるのです

 

欧米とは環境が全く違うところに、ネットの普及で個人情報保護が騒がれるように
なり、日本人が大切にしてきた人と人とのつながりが希薄というか怖いという感覚
にさえなっているのです

 

不倫のような災害マニュアルがないトラブルに見舞われた時は一人苦しむ

 

 

しかし、本当に不倫のような災害マニュアルがないトラブルに見舞われた時は一人
苦しむしかないのです

 

それはまさに個人の隔離を意味しているのです

 

そこから自分の中で、情報の秘匿と孤独の辛さのどちらを取るのかという事になる
わけです

 

そもそも、夫の不倫にどうして妻が隠し事をしなければいけないのか

 

不倫を勝手に夫婦の問題にしている

 

 

それは勝手に

 

‘夫婦の問題‘

 

にしているからです

 

夫婦の事だから誰にも言えないという思考に陥っているのです

 

しかし、夫の不倫はれっきとした犯罪です

 

何かトラブルや悪事を発見したら、警察に通報する

 

 

何かトラブルや悪事を発見したら、警察に通報するのが日本人です

 

仮に電車で痴漢に遭っている人を見て、放置するのかと言えばノーです

 

仮に誰かが万引きしたのを見て、放置するのかと言えばノーです

 

それがたまたま夫で、悪事が不倫というだけです

 

私が黙っていて何もいい事はないのですね

 

 

それを世間に言わなくて、一人で悶々としている事自体がまずいのです

 

それをカウンセリングで説明すると

 

『私が黙っていて何もいい事はないのですね』

 

と自分の過度な情報保護の弊害に陥っている自分を理解すると同時に、夫の不倫は
許してはいけない犯罪という認識になるのです

 

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。