公開日 2020年3月7日 最終更新日 2021年2月21日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
今まで性善説で生きてきた相談者に、夫の不倫というのはそもそもどういう事なのかと
いう事を、解説するのも私の役割でもあります
例えば昭和の時代であれば、不倫はもっともっと人に白い目で見られるから女は愛人
とか、二号さんとか妾(めかけ)と呼ばれていたのです
要は男の方が強くて、週末に少し会ってもらえるのが女の方というようなイメージです
経済的な援助をしながら、関係は人知れず人知れずこっそり続けていたのです
その女の方には哀愁が漂い、よく演歌に登場させる対象だったのです
しかし、平成も終わり令和の今の不倫は、本当にブス女が図々しく男の方が弱い構図で
続くのです
『私は絶対に日陰の女では嫌』
『早く離婚して、奥さんなんてもうどうでもいいでしょう』
『私を切ったらただじゃおかない』
というように、夫の首にナイフを突きつけるようなブス女の姿が毎日全国で繰り広げ
られているのです
いつからこんな事になってきたのか
私のイメージでは、過剰な個人情報保護が世の中に蔓延してきたここ15年位です
そして、10年前の相談と今の相談でも内容が変わってきています
要は
‘悪質化‘
が進んでいるという事です
なぜそうなるのかと言えば、やはりネットという闇の情報が人間の心理から倫理や
道徳を薄めてしまっている事は否めません
10年前のブス女と今のブス女でも、今の方が本当にふてぶてしいのは私は肌で感じて
いる事です
それも若い20代から50代のブス女共通しているのです
20代のブス女は生まれて物心がついてからすぐにネットのある環境に育っている分
良くも悪くも、ネットの秘匿性をよくわかっているのです
『誰にもみつからないように会えるツール』
という感覚です
50代のブス女はもちろん生まれた時にネットはありませんが、30代くらいから使って
詳しくなったり、場合によっては子どもに影響されて詳しくなっている
出会い系サイトに登録したり、様々なアプリで不倫しているブス女は50代でもかなり
存在するはずです
そういう今の世の中で、どうしていけばいいのか
それは
‘物事を四角四面に考えない‘
をするという事です
日本人という民族は、昔から災害の多い小国ですから助け合って生きてきたのです
近所であればどこに誰が住んでいるのかを誰もがわかるような暮らしです
そこから個人情報の過度な保護でここ十数年で、本当に人との結びつきが希薄になり
助け合いも弱くなって、自分本位の暮らしが蔓延しているのです
そういう風長であれば、無記名の不特定多数が入り込めるネットの特徴が不倫を増長
させるのは当然の事です
日本人でありながら、おおよそ日本人の感覚を失っている人間がいるのです
『別に人には迷惑をかけていない』
『私たちがいいんだから問題ないでしょう』
『別に見つからなければいい、やめない』
という、子供の時に習った道徳は吹っ飛んでいるのです
それも職業や年齢は関係ありません
私のところに来る相談者の夫の職業は、弁護士だろうが医者だろうか公務員だろうが
警官だろうが官僚だろうが、教師だろうが自営業だろうがスポーツ選手だろうが何でも
ありです
年齢も20代から70代まで来ます
そう考えると、本当にまともな思考を持っていたはずの人間がいわゆる
‘ネット社会‘
の中で、表と裏を使い分ける事を覚えてしまっているのです
表では善人のような顔をして、裏では犯罪を犯しているのです
それは新型コロナウイルスに感染している事をわかっている人間が、何くわぬ顔で街中
を歩いているようなものです
そういう世の中で、自分の思考だけで物事を取り組んでいてはモノサシが足りないのです
言っている意味は、悪いモノを容認しなければいけないと言っているのではありません
要は性善説だけで生きていても、現実は被害を受けるケースが多いという事です
昔よりも疑って物事を見なければいけないのです
それを誰だってやりたいわけではありません
しかし、そういう思考を持たなければ苦しくなるのです
不倫という昔は本当に白い目で見られる恐怖から、当事者がコソコソしていた時代でなく
堂々として
『それが何か?』
と開き直るようなバカさを平気で出している時代です
そこに、夫のバカさを直視せずに夫婦だからわかってくれるというような感覚だけでは
いけない
ブス女にも女ならこんな事しないはずという思い込みではいけない
自分の想像以上に人間というのは、よくも悪くも簡単な方に流れるのです
日本と言わず世界がタガが外れているという事を、頭に入れて物事を見る必要があるのです
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