公開日 2018年10月31日 最終更新日 2021年5月2日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、多くの相談者の思考に
一番理解してもらう必要があるのは、
`自分がどう生きるか`
という事です
目次
相談者は不倫夫をどうにかしたい一心になる
相談者の思考は、一にも二にも夫をどうにかしたいという思いです
- 『夫がおかしくなってしまって、どうすればいいのかわからないです』
- 『私の人生で夫がこんな事になるなんて思ってもいませんでした』
- 『夫がいなければやっていけないと思っています』
- 『夫の事が心配で心配で、どうすればいいのでしょうか』
という思いです
その気持ちが出るのは
- 『お前と俺はとっくに終わっている』
- 『早く離婚してくれ、それだけが望みだ』
- 『俺と一緒にいても楽しくないだろう』
- 『何で俺を苦しめる、お前は俺に何がしたいんだ』
という辛辣な言葉です
不倫夫の言葉に恐怖心を持たされてしまっている
その言葉に取り付く島もないという思いです
例えるならば、ある日突然無人島で生きていけと言われたようなものです
その状況では、夫に見放されたら生きていけないという恐怖心からです
その心理は自然発生的なものですから、出すなと言われても出てきます
しかし、問題はその量というか大きさです
夫の不倫への恐怖心は行き着くところ経済的問題
そもそも夫だっていつかは死にます
そうなれば生きていけないなんて言っても意味がない
現実には死に別れても死ぬ人はそうそういません
なぜなら、保険や不動産などが経済的に担保されていれば全然平気なのです
そう考えると、相談者の恐怖心は行き着くところ経済的問題がメドがたてばかなり
軽減されるわけです
それを、婚姻費用の調停等の方法がある事を知れば
『何で夫の好き勝手を許さなければいけないのか』
という気持ちになっていくのです
自分がどう生きるか自分は自分でしかない
そういう事を一つ一つ整理していくと
`自分がどう生きるか`
という事に気付きます
それは、自分しか作る事ができないものですから意味があるのです
夫と結婚してからというもの、自分一人の事なんて殆ど考える機会はなかった自分が
『結婚したって私は私、それ以上でもそれ以下でもない』
位に見つめ直すのです
夫の不倫にそういう気付きがあれば、苦しんだ意味や価値がある
それを私の相談者が感じているのです
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