〔自分の夫〕だろうが〔親友の夫〕だろうが不倫はダメなものはダメでなければいけない

自分が自分でなければいけない

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃夫の不倫に悩む相談者にとって、自分ができる事とできない事が非常にいびつに
なっています

 

できる事がかなり少なくなり、できない事がかなり多くなっています

 

夫の不倫が発覚するまでは、両者のバランスはそれほどいびつではありません

 

夫の不倫にどうしていいかわからないという事しか頭の中で思い浮かばない

 

 

しかし、一旦それがわかると

 

‘どうしていいかわからない‘

 

という事しか頭の中で思い浮かびません

 

  • 『私は何をすればいいだろうか』
  • 『こういう時には、みんなどうしているのか』
  • 『一人考えても何も思いつかない』

 

という心境です

 

それは誰しも同じで、そうならない方がおかしいのです

 

このようにどうしていいかわからないという時に、どうすればいいのか

 

不倫の相談をされた自分を想像する

 

 

それは

 

‘不倫の相談をされた自分‘

 

を想像するという事です

 

それはどういう事かと言えば、自分の中では被害者というか当事者意識が先に立ち
どうしても冷静に考える事は難しいのです

 

そういう自分でも、誰かに相談されたらどう答えるのか

 

自分にとって大事な親友に

 

  • 『あなたにしか相談できない、夫が長い間不倫していたの、私はダメな奥さん』
  • 『旦那が3か月前から社内の女と不倫している、どうすればいいのかわからない』
  • 『夫が急に離婚を言い出してきて、おかしいと思って調べたら不倫していたの』

 

というように、決心して話を切り出された時にどう答えてあげるのか

あなたがもっと優しくしてあげればよかったんじゃないと言うはずがない

 

 

決して

 

  • 『あなたがもっと優しくしてあげればよかったんじゃない』
  • 『ご主人も愛情が欲しかったはず、もっと大事にしてあげればいけない』
  • 『あなたが理解をしてあげる事が足りなかったんじゃない』

 

とは言わないはずです

 

  • 『あなたが悩むのはおかしい、旦那さんとその女が悪いじゃない』
  • 『お子さんはどうしているの、本当に旦那もバカな事をしている、許せない』
  • 『その女はどういう女なの、私も一緒に戦うから』

 

と、その親友を励ますはずです

 

それを自分自身にもしなければいけないのです

 

親友に言う事と自分に言う事が違っていいはずがないのです

 

そう言われるとよくわかります言う事が違ってはいけませんよね

 

 

それをカウンセリングの中でお話しすると

 

  • 『そうですよね、私は自分の事だと何でこうもわからなくなるのだろう』
  • 『そう言われるとよくわかります、言う事が違ってはいけませんよね』
  • 『ハッと気づきました、私は自分を責めている場合ではないですよね』

 

という事が言葉に出てくるのです

 

そこから、自分が自分でなければいけないという事を進むのです

 

自分の夫だろうが親友の夫だろうが、ダメなものはダメという自分を取り戻すのです

 

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ABOUTこの記事をかいた人

【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。