カウンセリングは〔不倫の対処〕ではなく【見失った生き方を見直す】場所なのです

自分の人生を見直す

公開日 2019年10月10日 最終更新日 2021年9月29日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者の事を何を
もってアドバイスするかと言えば、起こっている事象ではなく

 

`相談者の人格`

 

をポイントにしているわけです

 

相談者に起こっている事はもらい事故でしかない

 

 

もちろん起こっている事象については頭の中に入れるわけですが、そこに終始
していてはカウンセリングでも何でもないのです

 

そもそも相談者に起こっている事は、簡単に言えば

 

‘もらい事故‘

 

でしかないのです

 

 

妻はとにかくSOSを発信する立場でしかない

 

 

その受け身で突然のアクシデントには、不可抗力しか働かないのです

 

言うなれば、とにかく

 

‘SOS‘

 

を発信する立場でしかないのです

 

それをせずに、自分一人で弱っていてはいけないのです

 

そこから自分の中では、とにかく手を振って声を上げて存在を知らしめる事を
しなければいけないのです

 

夫の不倫はコントロールできる事ではない

 

 

それをするかしないかで、相談者の人生が大きく変わってくるのです

 

そもそも、多くの相談者が悩んでいるのは夫の不倫の事象です

 

しかし、それはコントロールできる事ではないのです

 

仮に何か自分が起こした事故とかミスであれば

 

  • 『私はバカな事をしてしまった、どうしよう』
  • 『私がこんな事をするなんて、自分でも信じられない』
  • 『こんな事をしてどうすればいいのだろうか』

 

という悩みを持つのは当然です

 

悪事をまるで自分がしでかしたように勘違いしている

 

 

しかし、そうではなく自分ではない夫の悪事です

 

その悪事を、まるで自分がしでかしたように勘違いしてしまっている

 

それをカウンセリングの中で徹底的に矯正するのです

 

 

そのためには、相談者の人格をしっかりと把握しなければいけない

 

相談者は皆さん真面目で実直な人生を送っている

 

 

私の相談者は皆さん真面目で、実直な人生を送っています

 

だからこそ、夫の悪事さえも自分が罪を被るような心理状態になっている

 

それでいいはずもなく、これからの人生に大きなネガを背負ってしまうのです

 

 

人生に降りかかった理不尽をそのままにしていいはずがない

 

 

そこを

 

  • 『あなたの大事な人生です、自分のプライドを取り戻すのです』
  • 『自分の人生に降りかかった理不尽をそのままにしていいはずがない』

 

 

というお話しをしたり、先輩相談者の話を聞いてもらう事で相談者の顔つきや
目に力が入るのです

 

相談者にお話しするのは、起こっている事象の対処ではなく生き方を見直す事
に尽きるのです

 

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ABOUTこの記事をかいた人

【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。