公開日 2014年10月3日 最終更新日 2017年8月30日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
浮気した夫に対して、妻としてはどう対処するかは
非常に難しい問題です
単に夫と女を別れさせたい、という気持ちではうまく
いかないのです
そこには、自分の気持ちをしっかりと強い信念を持って
夫婦についての考えを作る事が先です
ただ、これも二人の性格や出会い、ご両親・ご兄弟との仲、
過去のトラブル、女の素性などで人によって全く違ってきます
要は、夫の浮気という一過性の問題捉え方ではなく、夫婦の
今までの人生を振り返って作り直すイメージです
しかし、大事な事は二人で作り直すという事ではないのです
夫は肉親ではないですし、生まれて何十年もの間の事を知って
いるわけではありません
ましてや、その親族や家庭環境、過去のトラブルなどもあくまでも
夫からの説明を受けた範囲での情報です
しかし、夫婦を続けていく上では、それらの事が実際は非常に重要
な事実でもあります
そこを、目の前にいる夫から全て把握できるわけではない
そう考えると、夫の事はあり年齢から知っている
‘一番親しい他人‘
と思うべきなのです
それくらいのモノサシで考えたり接すると、夫婦の見方も変わって
きます
夫婦という枠組みを、万能に考えないはずです
‘分かり合う‘
‘お互いに努力する‘
‘何でも協力し合う‘
など、夫婦について思い浮かべる標語は、登場人物は
夫と自分の二人です
しかし、現実は自分で考えた事が及ぶ範囲は自分自身だけで
夫は少し理解している、くらいなのです
旦那の浮気で、
‘何で夫婦でこんなに苦しめるの、私の嫌がる事をするの‘
と思うのは当然です
しかし、夫は
‘お前に縛られたくない‘
という身勝手な理屈を持っているのは、妻が思っている以上に
夫婦と自分の事を分けているのです
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