夫の浮気は何が辛いのか?その原因と脱却する対処法を解説

夫の浮気で辛い時

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃夫婦について悩む相談者に接していますが、多くの方が夫の不倫を機に人生が
ガラリと変わってしまった感覚に陥ってしまいます

 

夫の不倫がが発覚して悩む相談者がにとっては、何が辛いのかがよくわからなく
なってくるわけです

 

妻にとって、夫の不倫は何が辛いのかを解説します

 

夫の不倫からくる辛さの原因

 

 

夫からの関心がない

 

これは多くの不倫の際の初期症状として出てきますが、いきなり夫が無口になって
あまりしゃべらなくなります

 

『どうしたの?』
『何かあったの?』
『教えて?』

 

と聞いても

 

『別に何でもない』
『仕事で疲れているだけだ』
『とにかく疲れている』

 

というように、距離を取るような言動が出てきます

 

そして、目も合わさなくなるとか週末も単独行動をしたりします

 

さらに寝室を別にしたり、妻への関心が消えていきます

 

そうなると、とにかく疎外感が強く出るのです

 

夫からの愛情を感じない

 

 

不倫している夫から辛い思いをする要因としては、愛情を感じなくなる事も大きい
事です

 

『お前とはやっていけない』
『俺の言っている事をわかってくれない』
『俺の事を大事にしてこなかった』

 

というように、妻に対しての言葉がかなり攻撃的になります

 

妻からすると、今まで

 

‘夫唱婦随`

 

でやってきたわけです

 

いろいろな事を夫婦で乗り越えてきたところに、自分に対して辛辣な表現をされると

 

『私は愛されていないんだ』
『私を嫌いなんだ』
『夫には愛想を尽かされてしまっている』

 

というように、愛情が憎悪に変わっている事に大きな苦しみを覚えます

 

 

夫が不倫を認めてくれない

 

 

夫婦という関係は、何があってもお互いを信じて生きていくといくイメージです

 

そこには、ウソや隠し事なんてあり得ないという思いがあります

 

もちろん出会う前の事はお互いに言えない事があったとしても、恋人になった以降
では、全ての事を話してほしいし話すという気持ちです

 

その中で不倫が発覚すれば、ショックもショック大ショックです

 

まさかと思って慎重にいろいろと自分で調べて、ほぼ間違いない事を確信します

 

そこから勇気を振り絞って、夫に不倫の事実を聞いてみると

 

『いや、何も隠していない』
『俺を疑うのか』
『そんな事するわけない』

 

と、シラを切ってしまいには逆ギレするパターンです

 

その姿に

 

『私に本当の事を言ってくれないんだ』
『夫婦って何なんだろう』
『私に正直に話してくれない、本当に空しい』

 

という苦しみが出るのです

 

自分を責めてしまう

 

夫の不倫を知ると、その原因を勝手に考えてしまいます

 

もちろん普通に考えれば、夫とブス女が悪いわけです

 

しかし、どうしても

 

‘夫を不倫に走らせた‘

 

という思いが出てしまいます

 

『私がもっといい奥さんだったら』
『夫の事を理解してあげていたら』
『夫におんぶにだっこだったかも』

 

と、タラレバがいくらでも出てきます

 

夫の不倫への怒りの前に、自分の至らなさだけを責めてしまうのです

 

そこに大きな苦しみが出てしまいます

 

不倫ブス女を美化してしまう

 

夫の不倫というのものは、単独犯の悪事ではありません

 

ブス女という共犯者がいるわけですから、夫だけが頭を悩ませるわけではありません

 

同性であるブス女の事も頭にチラつくどころか、かなりの存在感が出ます

 

しかし、多くの場合はブス女の素性を知らないわけですから

 

『私よりもいい女なんだろうな』
『夫が入れ込むのだから、相性がいい女かも』
『私がオジャマ虫かも、その人の方がお似合いなんだろう』

 

と、勝手に美化してしまいます

 

しかし、現実に出てくるブス女は本当にひどいものです

 

見てくれも性格も生き方も、知れば知るほど

 

‘最低‘

 

な女が出てきます

 

しかし、その実態を知らないうちは見当違いな美化で自分を苦しめてしまいます

 

お金を絞られるのでは

 

夫の不倫が出てからしばらくすると、夫もどんどん強気になってきます

 

相談者である妻も少しずつ反撃していく中で、衝突も増えていくと

 

『来月から渡すお金は15万にするから』
『俺の飯は作らなくていい、3万円減らす』
『お前も働けばいいだろう、子供の学費分お前が出せ』

 

というように、お金の事をいろいろと言ってきます

 

別居されるのでは

 

不倫している夫のあるあるの中で、いろいろな理由を付けて別居をしようとします

 

もちろんそういう時には、ブス女の引っ張りが強くなるからです

 

『俺たち一緒にいると喧嘩ばかりするから、しばらく冷却期間を置こう』
『仕事も忙しいから、事務所の近くに部屋で借りるから』
『実家に帰って暮らす、しばらく一人になりたい』

 

というように、とにかく一緒にいる時間や場所を共有しないようにします

 

そういう夫に対して、妻としても

 

‘あったものが無くなる‘

 

という喪失感に辛さが出てきます

 

離婚を言ってくるのでは

 

不倫している夫がいろいろと出してくる中で、一番大きいショックは離婚を切り出して
くるケースです

 

その状況は様々でいきなり切り出してくる事もあれば、黙って離婚届を机の上に置いて
いくケースもあります

 

その時の夫は

 

『もう無理だから、離婚してくれ』
『俺には時間がない、早く別れてくれ』
『何でサインしないんだよ、引きのばしてどうするんだ』

 

というように、詰め寄ってきます

 

それを知って妻も、

 

『まさか離婚を言ってくるなんて』
『離婚してどうしようと思っているの』
『相手のブス女が結婚したいのかな』

 

等、とにかく離婚という言葉に敏感になってしまいます

 

そこから、負のループに入ってしまって夫に何を言われるのかビクビクしてしまって
苦しい思いが出てきます

 

不倫への対処がわからない

 

夫の不倫で悩む中で徐々に弱くなってしまいますが、そこから対処方法がわかれば
少しは希望も出てきます

 

しかし、なかなか効果的なアクションはわからないのです

 

とにかく突然の事で受け身に回ってしまっているわけですから、何をやっても後手後手
に回っているのです

 

できる事と言えば夫の機嫌を窺うとか、自分を卑下するような事です

 

そういう右も左もわからないような状況に、妻も先の見えないトンネルに入ったような
心境になって苦しみも日々つのります

 

できる事はネットサーフィンで、自分が少しでも楽になる情報を探すだけです

 

しかし、あまりにも多い情報に苦しみが増す事も出てくるのです

 

旦那の不倫(浮気)?帰宅後の様子がおかしい11のチェックと対処法

 

夫の不倫の辛さへの対処方法

 

 

夫の不倫に対して出てくる様々な苦しみや辛さを解説しましたが、妻としては
どうやって対処すればいいのでしょうか

 

不倫の実態を把握する

 

 

そもそも妻である相談者を苦しめている不倫ですが、この不倫の実態を把握する
必要があります

 

もちろん真実を知る事は苦しい事ですし怖い事でもありますが、ブラックボックス
にしている方がよほど辛い事です

 

そういう状況から、夫のスマホやカバンや財布等を見てみるのです

 

もちろん、そんな事をやった事がない人が殆どです

 

しかし、限りなく夫に違和感がある妻にはその原因を探る権利があるのです

 

そう思っていろいろと探してみると、ブス女の陰に近づく情報が出てきても何ら
おかしくありません

 

ブス女との親密なラインや食事のレシートやプレゼント、ラブホのカードや避妊具
が出てくる事もあります

 

そして、そこからブス女のSNSを見ると夫が一緒にいるであろう写真も写って
いる事も珍しくありません

 

不貞証拠を掴む

 

このような実態が浮かび上がってくると、そこからどうしても不貞証拠が欲しく
なるのが妻の立場です

 

と言いますか撮らなければいけない、という危機感が出てきます

 

実態を探っている間に、たまたまスマホに裸で抱き合っている二人の動画でも出て
くれば、それだけで証拠になる可能性は高いわけです

 

カーセックスの最中のレコーダーの音声でも、かなり証拠能力が高いはずです

 

また、夫に詰めた際に不貞を認めて念書を書くこともあります

 

相手のブス女の名前をはじめ、いつからどこで何回の不貞行為があったかなども

 

‘吐かせる‘

 

事が必要です

 

もちろん、それには事前に認めさせる事実や念書も用意しておく必要がありますし
いつどこでどのように書かせるかも考えておく必要があります

 

そういう意味では、念書はなかなかハードルが高い証拠になります

 

そうなると、コツコツと集める証拠の合わせ技というケースもあります

 

夫の車に付けたGPSの履歴からラブホテルの特定をして追いかけて、そこで駐車場に
停まっている車と出てくる写真を撮るという証拠でも、かなり可能性は高いはずです

 

夫のスマホの中のブス女との旅行先のホテルでのツーショット写真と、その宿泊予約や
領収証、宿泊証明書などと合わせての証拠でも可能性は高くなります

 

探偵への依頼は慎重に行う

 

とは言え、なかなか証拠を撮るのは難しいという事も珍しくありません

 

そういう時に探偵をネットサーフィンで探す方もいますが、そこですぐに飛びついては
いけません

 

成功報酬とか業界ナンバー1の実績等というキャッチコピーで連絡すると、最初は親切に
状況を聞きますが、結局は

 

『一か月くらいかかる、大体100万円だけど特別に80万でいいです』
『他は2人だけでうちは調査員を3人付ける、必ず結果を出すから』
『とにかく任せて、何もせずに2か月じっとしていて』

 

と、ブラックボックスの業態ならではの話法を展開します

 

そこに藁をもすがる思いで契約をすると、とにかく追加料金などを言ってきます

 

いわゆる

 

‘ボッタくり‘

 

的な探偵が存在します

 

もちろん、全ての探偵がそうだというわけではありません

 

しかし、探偵業界の事をよくわからない相談者がいきなり飛びつけば足元を見てくる
事もあるのです

 

カウンセリングの中では、そういう方のために探偵が必要な方には安心できる会社を
ご紹介をしています

 

*探偵の紹介は継続的にカウンセリングを受けている方に行っています

 

NPO法人よつば経由の探偵は怪しい!夫婦カウンセラーが解説

 

慰謝料請求をする

 

慰謝料請求で考えるべき事

 

上記のように不貞証拠を掴む事ができると、相談者である妻には慰謝料請求権が生じる
わけです

 

その権利は

 

‘不貞の事実が分かってから3年‘

 

という時効があります

 

それを過ぎるといくら証拠を持っていても、請求する事は難しくなります

 

もちろん権利ですから、行使するかどうかはその人の自由です

 

とはいえ、私の相談者も殆どの方が請求をしています

 

その慰謝料請求と言っても、いろいろな事を考えておかなければいけません

 

例えば慰謝料の金額や、請求先を夫とブス女の両方なのかどちらか片方なのかとか
離婚をセットにするのかという事も考えておく必要があります

 

また、弁護士に依頼するのか自分で行うかという事も大きな選択です

 

弁護士を使う使わないというのは、それぞれメリットデメリットがあります

 

法律に詳しくないとか、請求のアクションにあまり関わりたくないという方は
依頼するメリットがあります

 

逆に弁護士費用が高いので払いたくないとか、自分でブス女と対決して払わせたい
より多くの金額を取りたいという方は、依頼しない方がメリットが大きいのです

 

カウンセリングの中では、それぞれの相談者の慰謝料請求のシミュレーションを行い
一番納得する請求方法をしてもらっています

 

弁護士に不倫の慰謝料請求を依頼するメリットとデメリットとは?

 

 

慰謝料慰謝料請求以外にすべき事

 

相談者からすると、慰謝料請求を行えば全てが終わるわけではありません

 

なぜなら、慰謝料請求はしょせんお金です

 

お金はもちろん大事な代償ですが、それで気持ちが収まるわけではありません

むしろ

 

‘やり残し感‘

 

が強く出てきます

 

例えばブス女の家族や職場にもこの実態を言いたい、という方もいます

 

夫には自分の親に謝ってもらいたい、という気持ちも出てきます

 

そこには、馬鹿二人の悪事を

 

‘白日の下にさらす‘

 

という思いがあるのです

 

それは私の多くの相談者が思っていることですし、実際に行っています

 

こういう話を弁護士にすると

 

『名誉棄損になるかもしれませんから、やめたほうがいい』

 

という話になります

 

しかし、現実には考えにくい事です

 

なぜならブス女の親や職場に実態を言って、そこから相談者に名誉棄損するという事
であれば、自分の不倫から始まっている事実をさらす

 

‘天に向かって唾を吐く‘

 

ようなものです

 

それをさらに高額な訴訟費用を払ってやる可能性は、かなり低い事です

 

カウンセリングの中では相談者が納得するために、起こしたいアクションについて
一緒にシミュレーションをして行ってもらいます

 

 

夫との夫婦を見直す

 

 

ある時豹変した夫に辛い思いをして、その実態を探ると不倫が出てくる事は珍しく
ありません

 

最初は失意のどん底で希望も夢も失ってしまいますが、そこから

 

『私が弱るのはおかしい』
『悪いのは私ではない』
『この馬鹿二人に償いをさせたい』

 

という思いから行動を起こすと、

 

‘夫への見方‘

 

もがらりと変わります

 

それまでの、

 

‘依存・緩み・甘え‘

 

があった夫婦から、

 

『私が主導権を握る、夫婦を見直す』

 

という構造変換を決意するのです

 

まとめ

 

 

夫との夫婦という関係は、いつでも自分が都合のいいことばかりではありません

どうしてもうまくいかない時もあれば、辛い思いをする事もあります

 

しかし、そうなるには往々にして理不尽な原因があります

 

それをしっかりと追及して、現実から逃げずに対処すると

 

『私にもこんなことができる力がある』

 

という自信につながります

 

辛い思いをした時こそ、その何倍も力を付ける転機にしてもらうのです

 

カウンセリングの中では、そういう相談者への具体的行動アドバイスを行って
笑顔と自信を取り戻してもらうのです

旦那の浮気を放置するのは絶対に危険!起こる弊害と対処法を解説

 

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。