新婚で不倫する夫の心理とは?時妻の取るべき対処や慰謝料請求を解説

新婚不倫

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃夫の不倫に悩む相談者に接していますと、もちろんその夫婦はいろいろな事で
それまでの普通の状況が崩れてしまいます

 

その中では10年20年30年の婚姻期間のある夫婦もいれば、もっと短い期間で不倫が
発生しているケースもあります

 

私の相談者の中でも、いわゆる

 

‘新婚‘

 

で不倫が発生している事も少なくありません

 

新婚というのは結婚して1年くらいのイメージですが、夫婦になった喜びの絶頂期に
夫の不倫が発覚すれば、誰でも苦しいのは当然です

 

この新婚での不倫について解説します

 

 

新婚で不倫が起こる原因とは

 

 

その新婚の時期に、不倫が起こるという原因はどういうものがあるのか

 

妻からの制約を嫌う

 

そもそも結婚するという事はお互いに幸せになるためでもありますし、義務や責任が
発生するという事でもあります

 

その中で不倫が起こるというのは、その夫婦の意味をなさなくなるどころか、責任を
放棄しているという事にもなります

 

恋人の時と違って家族を養うとか、同居する義務等いろいろな事が責任として出て
くると当然ながらどうしても制約を受けるわけです

 

そうなると普段の夫婦の会話も、少しとげがある言い方も出てきます

 

部屋の片づけや食べ方や、買い物でのいざこざも出てきます

 

『何でそんな事するの?、ダメでしょう』
『別に俺の好きでいいじゃん』

 

というように、どうしても夫の自由や好き勝手にくぎを刺す場面が増えます

 

そうなると、

 

『結婚って面倒くさい』
『こんなに言われるとは思わなかった』
『一人の方が気が楽』

 

というような感覚を持ち始めて、外の女に目が行くような流れになりがちです

 

 

恋人と妻は違う

 

 

夫にとっては恋人の時と結婚した後の妻は、まるで別人のように見える事もあります

 

恋人の時は、

 

『会いたい、今日も会いたい』
『本当に好き、大好き』
『いつも一緒にいたい』

 

と、自分でも何でこんなにテンションが上がるのかという事も珍しくありません

 

しかし結婚するとお互いの家族同士の付き合いが出たり、お互い見えていない事も出て
きます

 

毎日顔を合わせていると、どうしてもプラスよりもマイナスに頭が行きますから、

 

『恋人の時は良かったのに、一緒に暮らすとこんな風に見えるんだ』

 

という見え方になる事もあります

 

そうなると、どうしても外の女との比較が出てきます

 

 

結婚を舐めていた

 

結婚の前段には恋人の期間があって、中には同棲期間もそこそこある方もいます

 

そういう同棲をしていると一緒にいる時間も長いので、結婚してもすんなりと移行
できると思っている事もあります

 

しかし夫婦は戸籍を一つにするわけですから、同棲のように気楽に過ごせるわけでは
ありません

 

姓や収入や社会保険なども、同じ世帯として考えなければいけない事です

 

職場の周りから見る目も独身時代とは変わってきますので、夫婦がいかにオフィシャル
な関係かという事に気付きます

 

そうなると貯金や家族計画や仕事の面でも、お互いに共有する必要が出てきて、

 

『夫婦って面倒、こんな事も離さなければいけないの』
『もっと気楽に過ごせるのかと思っていた』

 

と、考えが甘かった自分が出てきます

 

そうなると夫婦にネガになってしまい、外での気楽な関係に目が行く事も出てきます

 

 

妊娠中の妻に相手してもらえない

 

 

新婚での不倫でよくあるのは、結婚ほどなくして妻が妊娠している間に不倫をする
というケースです

 

妻は身重ですので、どうしても夫の相手はなかなかできない状況です

 

また出産が近くなると里帰りをするケースも出てきますので、夫にとっては

 

‘羽を伸ばせる‘

 

環境になります

 

実家に滞在する期間は数か月になりますから、その間はしばし独身の気分で生活する
事になります

 

そうなると本当に勘違いして、外の女との接触が増える事もあります

 

子育てから逃げたい

 

 

新婚と言ってもでき婚のケースも少なくありませんから、結婚してすぐに子育てに
入る夫婦もいます

 

そうなると新婚の雰囲気は殆どなく、すぐに忙しい毎日の連続です

 

もちろん夫は仕事もありますから、結婚前の独身と違って早く家に帰らなければ
いけないとか、妻の心身のケアもしなければいけないという状況になります

 

そうなると、どうしても

 

『子育てから逃げたい、本当にプレッシャー』

 

という気持ちになります

 

そこから、しばし独身時代に戻りたいとか愚痴を言いたい相手を求めるように
なって不倫に発展する事があります

 

結婚前から不倫している

 

新婚のケースでは恋人の時に二股をかけられていて、そのまま結婚後もその元カノ
と続いていとたり、セフレ的な女と不倫しているというパターンもあります

 

妻としては、独身の時に夫の過去の身体検査をしてきれいな状態で交際している
はずですが、その中で妻の目を盗んでブス女と不倫しているとは夢にも思いません

 

そういう信じ切っている妻に

 

『多分バレない』
『別に見つからなければ大丈夫』
『いつでも別れられる』

 

と、高を括っているのです

 

そういう夫は結婚についても上っ面で考えていて、優しさも軽いというか浅いので
妻としては何となく夫婦の絆が足りないという感覚を持っています

 

 

新婚不倫にどうすればいいか

 

 

新婚での不倫が発覚した場合、妻としてはどのようにすればいいのか悩みますが
どのように頭を整理すればいいのか解説します

 

 

自分を責めるのをやめる

 

夫の不倫が出ますと、どうしても妻としては

 

『私が何か足りなかったのでは』
『もっといい奥さんだったこんな事にはならなかったかも』
『私より相手の女の方がいいのかも』

 

と自責の念とか自虐が出てしまいます

 

しかし、不倫はそんな事とは全く別の原因があるのです

 

要は

 

やりたい`

 

と思っている夫とブス女が、人の迷惑顧みずに自分勝手な事をしているだけです

 

しかも、一時の過ちではなく継続的に悪事を起こしているのです

 

そこに被害者の妻が自分を責めるような事をしてはいけないのです

 

夫の様子を見る

 

信用していた夫と言うよりも、不倫なんてあり得ないと思っているところに発覚
すると心底折れてしまう状況になります

 

しかし、その夫の状況をまずしっかりと把握する必要があります

 

不倫発覚のきっかけは、カバンや財布の持ち物やLINEの会話等が多いわけです

 

明らかに自分以外の女と深い関係を想像させるものが出て、いてもたってもいら
れずに、そのまますぐに詰めるというケースもあります

 

それはそれで気持ちが収まらなかったわけですから、仕方がない事です

 

しかし、そこからが大事です

 

最初は見つかってしまっても認めたり自白しない状況でも、少しすると後ろめたさ
で不倫の実態を吐露する事はよくあります

 

そして、相手のブス女に目の前で連絡させて関係を切らせるというパターンです

 

しかし、それで切れる事は私の相談者の実例でも少ないのです

 

切れたと思っても水面下に潜ってしまい、結局余計に見つけにくい状況になります

 

不倫が発覚すると詰めたいのはやまやまですが、少し様子を見る方がいろいろな事が
わかるようになってきます

 

仮に詰めたとしても、一回だけでしばらくは静観しておく事で自分も気持ちが冷静に
なってくるのです

 

苦しいのはよくわかりますが、不倫が発覚して詰めた詰めていないに関わらず、一旦
状況を把握する事が必要です

 

離婚はひとまず置く

また、この不倫を知ってしまう事でショックも大きい事ですし、場合によっては

 

『まだ日が浅いから、離婚も考えたい』
『今ならまだ再婚できる、別れた方がいいかも』
『親ももう実家に帰って来いと言っている』

 

というように、離婚が頭をよぎる事もあります

 

 

しかし、そこで焦って離婚すると後悔も出てきます

 

なぜなら、陰に隠れている不倫相手のブス女はある意味

 

 

‘略奪婚`

 

 

を狙っている事も少なくありません

 

 

なるべく見つからないように生きていて、仮に見つかっても妻が弱ってくれて離婚
してくれれば、少々の慰謝料を払ってもらい夫と結婚する事もイメージしています

 

 

そういう事を考えると不倫発覚して間もなく、離婚に舵を切ってしまうと

 

『弱っているところに火事場泥棒に遭ったようなもの、本当に腹立たしい』
『絶対に許せない、夫もブス女も許せない』
『私の人生をめちゃくちゃされて、これから先どうすればいいのか』

 

という状況に陥る可能性も少なくありません

 

そうならないためにも、苦しい中でも離婚はひとまず置いてできる事をやるべきです

 

離婚してから

 

『何でやらなかったのか』

 

 

が一番後悔するのです

 

 

不倫の対処をする

 

 

いろいろな事がわかってくると、その不倫の悪質性も強く感じるようになります

 

発覚当初は気持ちが落ち込んでいても、徐々に夫にも相手のブス女にも、

 

『絶対に許せない、私を何だと思っているの』

 

という気持ちが沸々と湧いてきます

 

しかし、それをぶつけるにはこの不倫の証拠も必要です

 

それにはやはり

 

‘肉体関係‘

 

を証明するものを手に入れる必要があります

 

例えば、

 

‘ラブホテルの出入りの写真‘
‘裸で抱き合う写真‘

‘夫の誓約書‘
‘性行為中の音声‘

 

等が、証拠として有効になる可能性が高いわけです

 

やはり、誰が見ても肉体関係を持っている事を証明できるものが必要です

 

では、どのように証拠を掴むのかを解説します

 

持ち物を調べる

 

まずは証拠を掴むのは、夫の持ち物を調べる事からです

 

スマホや財布やカバンの中から、ブス女との親密LINEとか手紙や避妊具等が出てくる
事もあります

 

他にも車の中のダッシュボードにも、見知らぬプレゼント等も入っている事もあります

 

夫が交通系ICカードを持っている場合には、自分のスマホにアプリをダウンロードして
カードをかざすと乗降履歴を家で見る事ができて、ブス女との密会エリアを絞れる事も
あります

 

もちろんそれらのアクションは、怪しんでいる事を悟られるとロックをかけられたり
して難しくなりますので、なるべく普通の会話をしながら風呂や就寝中に行う必要が
あります

 

例えばそれらのモノで夫を詰めても、シラを切られて悔しい思いをするのです

 

そのためにも、細心の注意を払って情報を集める必要があります

 

GPSやレコーダーやカメラを使う

 

 

持ち物だけではなく、いろいろなツールを使う事も出てきます

 

その代表格がGPSとレコーダーです

 

夫が車でどこに出かけるのかを探るには、やはりGPSが必要です

 

使っていないキッズケータイを車に忍び込ませる事もありますし、通販で購入する方
も少なくありません

 

もちろん使った事がない方が多いのですが、それほど難しいものでもありません

 

価格も2万円~3万円程度のものが主流で、その通信する契約期間が30日とか60日等
で金額も変わってきます

 

リアルタイムでわかるものと、後で記録をダウンロードしてスマホやパソコンに繋げ
履歴を見るタイプがあります

 

充電して車体の裏に磁石で取り付けるイメージで、リアルタイム用は車の動きを自分
のスマホと連動させて、いつでも地図アプリ上で見れるようになります

 

そこから、怪しいと睨んだ日にラブホテル等に行っている履歴が掴める事も出てきます

 

私の相談者の中にも、動きを掴んで自分でホテルに向かって出てくるところを写メに
おさめて証拠にしている人もいます

 

レコーダーについても車内や家で一人になるリビングなどに仕込んで、ブス女との会話
が録れる事も少なくありません

 

やはり、夫も花畑になっていて妻がいない時は不倫相手のブス女と連絡を取りたがります
ので、レコーダーやカメラでその会話から素性や親密性が予測できます

 

USBタイプのレコーダーやペン型のカメラもあり、かなり狭いスペースにも置けます

 

探偵はよく選ぶ

 

上記のような事を頑張っても、証拠が掴めない事もあります

 

その時には探偵の2文字が頭に浮かびます

 

もちろん、必要な時には使う事も出てきます

 

しかし、自分でできる事をやらないままでいきなり飛びつくのは危険です

 

なぜなら、

 

‘ネギかも‘

 

になってしまう可能性も高くなります

 

 

探偵もピンキリで、私が知っている中でもボッタくりの探偵もあります

 

そうならないためにも、どうしても必要な際にはカウンセリングの中で信頼できる
探偵を紹介しています

 

*探偵の紹介は継続的にカウンセリングを受けている方に行っています

 

慰謝料請求をする

 

 

もし確固たる証拠が揃った場合には、夫の様子を見ながらですが慰謝料請求という
アクションを考える人は少なくありません

 

例えば、いつまで経っても反省もなく逆ギレや離婚を言ってくる夫を見ていると
証拠がある分

 

『私は舐められている、絶対に許さない』
『このままではいいようにやられるだけ、しっかり痛い目に遭わせたい』

 

というような気持ちにもなってきます

 

その慰謝料請求は夫とブス女に対しての権利ですが、両方でもどちらか一方だけ
でも可能です

 

夫に請求する際には、離婚はセットにしないケースが殆どです

 

最近ではブス女と夫両方に請求する方も多くいますが、メインは

 

‘夫婦に入ってきてはいけないブス女‘

 

への請求です

 

またその請求にあたっては自分で行う場合もあれば、弁護士に依頼する場合も
あります

 

それらには、双方のメリットデメリットがあります

 

私の相談者の場合は自分で行う、つまり

 

‘直接対決‘

 

方が圧倒的に多いのです

 

やはり、自分が受けた苦痛は自分で晴らしたいという思いが出てくるからです

 

とは言え、なかなか一人ではブス女への対決は難しいのです

 

カウンセリングの中では、対決に準備するものやシミュレーションやロープレを
しながらアドバイスし、しっかりと納得する請求をしてもらいます

 

自分で請求すると慰謝料の額は相場はありません

 

私の相談者も、300万円から600万円を払わせている方も少なくありません

 

新婚での不倫はこれからの夢や希望を大きく損なわれていたり、中には子供も
生まれたばかりで、苦しい状況になっているケースもあります

 

そう考えれば、単に不貞期間や婚姻期間が短いという事で金額が低くなる司法の
相場では納得できないのです

 

そういう相談者が自分でブス女に対決して請求すると、

 

『これをやらなければ気が済まなかった』

 

という事がよくわかります

 

もう一度夫婦を見直す

 

 

もし不倫相手のブス女に慰謝料請求をすると、それまでのような不倫関係は続かない
状況になるケースが多いのです

 

やはり舐めていた二人も愚行を暴かれてしまうわけですから、やばいと思うわけです

 

だからと言って、この関係が終わるは限りません

 

水面下で続く事もありますし、しばらくすると復活する事もあります

 

そういう状況を、妻も想定しなければいけません

 

慰謝料請求はあくまでも、自分が夫婦の主導権を握るための手段でしかありません

 

新婚の中で夫に舐められ、ブス女にコケにされていた自分がいるのです

 

不倫をされた時に悩むのは当然ですが、夫婦に緩みや甘さがある裏返しです

 

もちろん悪いのは夫とブス女ですが、そこに妻も

 

『私が夫婦の主導権を握る、その転機にしなければいけない』

 

という思いが必要です

 

離婚するかしないではなく、自分が夫婦をコントロールする経験が必要なのです

 

まとめ

 

新婚のさ中で夫の不倫を知れば、誰でも失意のどん底に陥ります

 

ただでさえ不倫されたらショックですが、それが新婚であればこれからの夫婦は
どうなってしまうのかという、暗闇に入り込みます

 

しかし、そういう時こそ

 

‘自分の納得‘

 

を追いかける事が大事です

 

不倫に嘆く事から、

 

『自分を強くするチャンスにする』

 

という信念をカウンセリングの中で作ってもらうのです

 

不倫脳夫は〔どうせ俺はバカな奴〕と言い聞かせて現実逃避で楽になりたがる

 

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ABOUTこの記事をかいた人

【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。