夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃夫婦について悩む相談者に接していますが、夫が妻に弱らせられている事も
あります
夫の性格にもよりますが、どうしても妻の機嫌を窺ってしまい、言いたい事を
言えないまま、縮こまってしまっているのです
そうなると、周りの人にも影響を及ぼします
特に子供も父親を見て、
「パパが小さくなっている」
と言う風に映ってしまうのです
そういう状況から、
「家長の威厳を取り戻す」
と決意して頑張る方の実例です
(相談者には掲載の承諾をいただいています)
先日男性相談者のOさんから連絡をいただきました
Oさんは、結婚して10年近くたっている40代の会社
員です
妻とは友人の紹介で出会い、3年の交際を経てから結
婚に至りました
Oさん自身は、結婚にはあまり積極的ではなくてどう
しようか迷っていましたが、今の妻が
‘結婚をしないのであれば別れましょう‘
と言ってきたので、別れるという気持ちはないので決
意をして結婚に至りました
そして、結婚して数年で子宝にも恵まれて幸せな家庭
を送っていました
妻もOさんのご両親との関係もある程度良好で、なお
かつOさんも妻の親族にはいい夫として何一つ不満の
ない関係を築いていました
その後、お子さんも増えて、3人目を授かっている中で
夫婦の意見が少しずつすれ違ってきたのです
お子さんが増えてきて、妻が精神的に参ってきて夫や
妻の両親に手助けをしてもらううべきかというような
問題が起こりました
できる限り、夫婦間で解決したいと思っているOさん
でしたが、仕事も忙しくて、妻の気持ちを汲んであげ
れないような状態が、さらに事態を悪化させたのです
Oさんは、家族4人で幸せに過ごしていたところ3人
目の子供さんができたところで、妻が精神的に参って
いるという事もあって、お互いの両親に手助けをもら
う事を考えました
しかし、Oさん自身も仕事で忙しくて、その問題には
‘何とか時間が解決してくれないか‘
くらいの気持ちで、余裕もない状態でした
そして、Oさんには妻もいろいろと言いましたが徐々
に言うのが無駄という思いもあって、あまり口を聞か
ない状態になったのです
Oさんにとっては、いろいろと言われるのも辛いです
が、話もしないという妻の態度も辛いものがあります
Oさんの両親も遠くに住んでいますが、たまには子供
さんの事も気になるので、足を運んでくれます
しかし、妻はOさんが自分を思いやってくれないとい
う被害妄想が強く、Oさんの親にもきつい態度を出す
ようになりました
そして、ちょこちょこと実家に帰って家を空けるよう
になったのです
Oさんは仕事が忙しい中で、妻にはあまり時間もエネ
ルギーもかけれないという状況で、どうすればいいの
かわからないと、連絡をいただいたのです
Oさんは、妻とのいざこざが起きてからは、妻が実家
にちょくちょく帰る事についてもあまり口出しができ
ない状況でした
そして、どうしていいかわからないまま私に連絡が来
ました
‘自分も悪いのですが、妻の事を考えてあげれず
家族がおかしくなっている状況です‘
‘でもそれはOさんも仕事で忙しかったわけです
から仕方がない面もあります、それを奥さんは
一方的に家族の時間を一緒に過ごさないという
のはよくないですよ‘
‘私も全部自分が悪いとばかりは思っていません
しかし、妻は強行に口を聞かないままです‘
そういうOさんは、本当に疲れ果てた顔をしてわらを
もすがる思いで来られたのです
そもそも、男性相談者のケースで言えば真面目で優し
く、妻が主導権を握っているパターンか、仕事が忙し
くて本当に家族の事をあまり気にせずにいろいろと問
題が起こるかのどちらかです
Oさんは前者のケースに近いのです
そして、Oさんには妻に対してのアドバイスをして元
気をつけてもらわなければいけない状態でした
Oさんは、妻とのいざこざで疲れ果ててしまっていま
した
見るからに睡眠不足で、気力を奮い立たせて相談に来
たような顔です
そのOさんに今大事な事は、自分が悪いわけではない
という事を自覚してもらう事です
妻も育児で大変なのはわかりますが、その家族を守る
ために必死で働いているOさんに、自分の思いだけを
優先させて、Oさんに接する妻の姿が思い浮かびます
その事を、Oさんにはよくよくわかってもらうには自
分一人では難しいわけで、第三者がOさんの事を認め
てあげなければ、いつまでも同じ状態なのです
‘奥さんにも非があって、そういう態度を取るのは
自分の勝手が許される、私の言う事を聞かなければ
どうなっても知らないくらいの、わがままを感じます
がいかがですか‘
‘そうです、自分も結婚して10年近くたちますが、
それは前々から感じていましたが、私が抑えてきた
今までがあります‘
‘そうでしょう、多分奥さんはOさんをなめている
わけですから、子育てをしていれば何とでも言える
と思っています‘
‘そう言ってもらえると少し楽になります、今までは
言う事を聞かなければいけないと、思っていました
から‘
そう言って、少しずつ表情に穏やかさが戻ってきます
Oさんは妻には何かと押され気味で、どうしても自分
が悪くもないのに、言っている事には従ってしまって
いる自分がいました
しかし、カンセリングで客観的に自分たち家族の事を
聞いて、
‘何も自分だけが我慢することはない‘
‘言うべき事は言わなければ‘
という気持ちが出てきました
そして、徐々に今までの妻への対応から、自分の意思
をしっかりと言葉にする場面が増えてきました
そもそも、ご両親にも真っすぐに育てられて、人に気
を配れる中にも芯を持っているOさんです
もちろん、妻にもそういう接し方で家族を過ごして来
ましたが、妻のわがままを育児という事だけで通させ
るのは我慢ができない状況でした
妻には愛情もありますし、お子さんをしっかりと育て
たい気持ちが強くあります
だからこそ、意味もなく実家に行ってしばらく帰って
来ないような妻に夫として正す必要がある事を改めて
意識しました
Oさんは、カウンセリングを受けている中で自分の
やっている事を、否定しない思考が大事と思い始めま
した
どうしても、性格的には強くは出ていけないOさんです
が、お子さんの父親でもあり、ご両親の息子でもあり
ます
その自分は妻にとっての夫という立場だけではなく多
くの人から見るといろいろな立場がある事をしばし忘
れている自分がいました
そして、Oさんは自分の中の男の威厳を取り戻す事を
誓います
お子さんには、
‘尊敬している父親‘
‘頼りになるパパ‘
と言ってもらえる自分でありたいと思います
また、ご両親にも
‘しっかり頑張ってくれている息子‘
‘家長として頼りにされている息子‘
と思ってもらえる自分を想像しています
そして、Oさんは妻にもしっかりとなるべく自宅にい
るように言います
すぐに実家に頼らないで、家族で助け合いながら物事
を進めるように言います
Oさんは自分の中で、妻とはしっかりとした夫、お子
さんには頼れる父親、ご両親にはさすが我が息子とい
う見方をされる事を心に誓いました
そして、妻にも今まで言えなかった事をしっかりと言
って、夫としての威厳を出して行きます
もちろん、妻の両親にも
‘妻だけでなく子供にとっていい父親になる
のが自分の責任‘
という気持ちを言いました
今までは、妻の親にもあまり自分の意思表示をしてこ
なかったのですが、カウンセリングを受けている中で
やはり自分がどう見られているかを、意識するかの重
要性を理解してもらいそれを言葉や態度で出す事を提
案しました
そして、妻の言う事を聞く事だけが優しさとか夫の責
任ではないという思いをしっかりと持つようになりま
した
妻もその夫の変わりように、少しずつ変化が出て何で
も自分の思い通りになっていた事がそうでは無いとい
う事に気付いていきます
妻も好きで結婚した夫に対して、芯の強さを見て夫を
上から目線で見ている態度を変えなければいけないと
いう思いが出てきています
Oさんにとっては、まだまだ夫婦間のバランスをどう
取っていくのかという問題は続きますが、少なくとも
妻の言いなりになっていた自分はもういません
そして、それをお子さんが見ているのです
父親としてこういう時にどういう態度をするのか母親
を見る目とは別の感覚で見ているのです
Table of Contents
相談実例
勇気を持って、まずは無料電話・メールでご相談ください
無料相談専用電話
15分ですが、真剣にお伺いします
日月火水木金土10時~18時
カウンセリング中でつながらない時があります。
申し訳ございませんが、時間を置いてかけなおしてください
無料メール相談
できれば、状況を詳しく入れてください、2日以内に返信します
3,000字入りますが、文字数を超えるとデータが届かない可能性があります。
ワード、メモ帳などに一度保存して、コピー&ペースト入力下さい
有料相談メニュー
夫婦カウンセラーによる、人間関係改善のための具体的行動アドバイスを行います
メールマガジン
『夫婦カウンセラー木村泰之 浮気した夫の頭の中』
無料:毎日午後13時+α配信
『夫婦問題カウンセラー木村泰之男女の法則』
まぐまぐメルマガ(無料:毎週日曜日3時配信)