夫の不倫に世界一不幸と思っていたのが現実は恥ずかしいほど違う

夫婦カウンセラーの木村泰之です

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、私の中ではどの
相談者の状況もひどい、軽いという概念はありません
その相談者にとってはとにかく経験した事がない辛さや苦しさがあるのです

『こんな苦しい思いをした事はかつてない』
『体重が2か月で10キロも落ちるなんてありえない』
『私が私でないような状態なっている』

というようなイメージです
それは無理もない話で、誰とも比較できないうちは世界一不幸な自分としか
思えないのです

しかし、その状況では他の人と接するのが怖いですし嫌になってしまうのです
それでは何もいい事はありません
そのためには、

‘世界一不幸‘

と思っている状況が

‘よくあるトラブル‘

位まで変わっていく事が大事です
しかし、一人ではそうはならないので、カウンセリングで多くの方との比較を
知ってもらうのです
私の相談者は多い人で何十人もの仲間を知っていますので、自分の夫の不倫が
どれくらいのレベルなのかもわかってきます

『一人の時はわからなかったけど、いろいろな人の話を聞くとうちの夫の不倫
は小物レベルなんだ』
『他の人の状況の方がよっぽど大変、私なんかマシな方』
『自分の状況で泣いていけど、○○さんはもっと大変だけど泣いていない姿を
見ると本当に自分が甘い事がよくよくわかる』

という実感が湧いてきます
もちろん、自分の状況の方がある点では大変という事もありますが、それでも
全ての点で自分の夫の不倫が一番大変という事はあり得ないのです

そういう視野を拡げる状態を作ると

『こんなばかばかしい事で私や子供が泣くなんておかしい』

とつくづく感じるのです
そして、世界一不幸な自分はどこかランキングの遠い圏外に吹き飛んでしまい
新しい相談者にも

『うちの夫の不倫なんてありがちで参考にならないから』

位、自分の経験から弱っている相談者にも全然大丈夫だからと話をできる自分
がいるのです

その相談者の感覚を持ってもらうためのカウンセリングなのです
相談者にとって、自分一人が取り残されている感を勝手に作っている事を私は
よくわかっています
その誤った感覚を正常に戻してもらいさえすれば、必ず夫の不倫に対する自分
の強さを取り戻せるのです

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。